どんな絵本を選んだらいい?

2018.06.08 Fri

《絵本を読めば国語力つくの?》
昨日ネットで読んだのですが、
最近の絵本では国語の力がつかないかも、と書いてあり、共感しました

IMG_2125

なぜ?
技術の向上で、絵本が綺麗すぎるから。
子供達の『想像力』が育つ余地がない。
昔の絵本は、印刷技術やコストの関係で、シンプルな絵だったので、子どもたちは、自分の想像力を使って足りないところを補っていた。
それが能力を育てた。
今は絵本が完成品で美しすぎるので、補う必要がない。

 

そう、映像や漫画でなく、本を読む事が子供の能力を育てるのは、読み手自身の頭を使って、場面をイメージしたり、足りない部分を補う事で、頭が作られて行くのだ。
同じ内容を、イメージも含めた完成品として受け取っているだけでは、知識は増えても脳を鍛えない。

 

「不便である事」「未完成である事」で、脳はそれを完成に持っていこうとする。

人間の脳は、不完全なものが気になって仕方ないからね。完成しているものにはそれ以上の興味を示さない。

 

アップルのロゴは、かじったリンゴだから印象にのこってますよね。あれが普通のリンゴなら印象に残らない。

 

「見た目に美しい絵本」は、「わかりやすい説明」「完成品の情報」と同じく、綺麗で楽しいけれど、子どもの脳の発達を促すものではない、という話だった。

 

とても共感した。

「不便」「未完成」「不満」が、工夫や想像力や、活力を生むのだと思う

華美でない、シンプルな絵本を選んで見ませんか?

| 2018.06.08 10:36 | おすすめの本, 考える力をつけるには? |

コクリエ国語教室

カレンダー

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最新の記事

カテゴリ

アーカイブ