グローバル教育と、日本の中学校 こんなに違う勉強法

2017.07.10 Mon

GIVERSメンバーでもある、鈴木由賀さんの株式会社海外生活主催の

イベントに参加しました。

このイベントは、グローバル教育を実際に受けて来た2人のトークショー

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アメリカ生まれで、大学までずっと日本に住んだことのない町田さんと、

高校、大学と海外で学んできた鈴木陽平さん(鈴木さんの息子さん)

お二人とも教育分野でお仕事をされています

(町田さんは、軽井沢の全寮制インターナショナルスクールISAKの立ち上げに参加)

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実際に世界では、どう学ぶか?

グローバル人材として、求められる力とは?

などなど、質疑応答も含めて約2時間

聴衆は、親子だったり、大人だけだったり、いろいろでしたが、

子供達が目を輝かせて聞き入っている事に感心しました。

お二人の様子やお話から、何かを感じ取っているようでした

会場は、ドーム前の名城大学内shake

 

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話の中で、印象的だったのが、ものすごいスピードで変わっていく世界に

対応するために、良いものを早く作るために新しく産業界で使われる

「スクラム」という手法を、教育に応用した「エデュ  スクラム」

スクラムは、とりあえずやってみて、フィードバックするという手法で、

綿密に計画しないでとりあえずやってみる、を主眼としているのだそうです。

フィンランドや、アメリカの一部の学校などで取り入れられているそうです。

 

その学習方法では、先生は、学ぶ課題と、期日を与えます。

例えば、「今週中に、戦国時代について覚えておく事、、」と。

生徒たちは何人かのグループに分かれ、どうやって学び、覚えるかを話し合い、

グループで自由に、主体的に学習し結果につなげる。

期日にテストがあるので、それに合格できれば、どう学んでもOK

早く課題を完了したチームは、遅いチームにフィードバックなどをする

 

日本にはない学び方ですよね。

 

これが、変化の早い現代にあった学び方だとすると、日本の学習方法ときたら、、、

 

真逆な日本の学習を表わすものを、先日知人が見せてくれました。

 

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これは、ある中学で出された宿題リスト

何月何日にどの科目の何をどうやってやるかが、ビッチリ

なんの自主性も、主体性もありません。

それどころか、よく見ると、、、

すべての科目基本的に「余白なく、ビッチリノートなどに書く事」

というのが宿題です。

余白なくビッチリとノートに書くのは、、、

作業であって、決して学習ではないはず。

 

こんなことでは、日本がどんどん他の国に

追い越されるのは間違いないです。

「効果的な学習方法」に程遠い事を強要されるのは、

先進国の教育とは言えないのでは⁉︎

生徒たちが、勉強嫌いになるのは当たり前

新大学入試で求められている「思考力・判断力・表現力」は、

どうやってつくのでしょう?

 

一番の問題は、現場、学校、先生レベルで、大きな差があること

一部の(だと思いたい)視野の狭い、過去の事しか知らない先生に、

必要な新しい時代に沿った教育がなされていないこと。

学校という閉鎖的な社会では、一般の社会のような、成長をうながす

仕組みや、先生同士のフィードバックが効かない事

それにより、日本中の多くの生徒に「効果的な学習方法」

を教授することが出来ないこと

これでは、国際的な競争に追随するグローバル人材を輩出することは

不可能でしょう。

 

もちろん、素敵な先生も、先進的な取り組みをされていらっしゃる先生も沢山いらっしゃいます。

ただ、生徒は先生を選べない。

内申を考えると、逆らえない。

皆さんのところでは、どうですか?

 

 

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| 2017.07.10 17:22 | 2020年度新大学入試, 大学受験, 社会問題と国語, 考える力をつけるには?, 良かった出会い・セミナー |

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