子どもを信じてみよう〜自立する学習の場「エール」見学会
学習支援塾「エール」の授業を見学、体験させていただきました。
エールは、今年4月から名古屋市東区で岡留輝美さんが熱意を持って始められた、
中学生の自主的な学びの場です。
6月のPTA新聞の「話題の人」に掲載された、井坂直人さんの、目標達成プログラムの授業を生徒たちと一緒に体験させていただきました。
この目標達成プログラムは、原田メソッドで、元々教師である原田先生が部活などの教育現場で培ったノウハウをメソッド化したものです。
井坂先生は体育大学卒で元中学先生で、とっても爽やかザ体育会系の方です
ちょうど、夏休み直前だったので、夏休みの計画を立てました。休みじゃないけど、私たち大人も同じ時期の目標設定をします。
まず、決まっている予定を書き出します。
部活の試合など、勝ち負けでと予定が変わってくるものも、意識して、予定(目標)を付箋に書きます。
次が、大きなポイントだと思いますが、
それらの予定をクリアした後、どんな気持ちになるか?を考え、書き出します。
メソッドがよくわかっていない時点なので詳しいことは、書きませんが
生徒たちが目標設定でやりがちなのが、あまりに理想的な予定を決めて
実は、やらないというパターン
これは目標設定が、自分ごとではなく建前で書いているのです。
それを、「その目標を達成した時の気持ち」にあらかじめアクセスすることで、
目標が、建前でなく本音、自分ごとになるのだと思います。
また、「エール」では、普段はそれぞれが自習をするスタイルで、わからないところだけ学習支援者がサポートします。
井坂先生がエールにいらっしゃるのは月に2回
この時は、目標達成のやり方や、目的などをレクチャーしてもらいます。
このやり方も、一方的に教えるのではなく、チームで意見を言ったり、自分で考え、能動的に参加します。
また、エールでは「チームで機能する」ことを一つの目的にしていて、他のメンバーをサポートしたり、認めあったりします。
今回参加させてもらって驚いたのが、私の知っている多くの中学生は、
初めて見る大人に対等に話すことはあまりないと思うのですが、
普段からいろいろな発表をしている効果なのか、自分の意見をもち、
初めて会う大人にもキチンと話してくれます。
私も「自立すること」が教育の目的だと考えていますが、
自分の夢に自分の足で向かい、フィードバックをかけながら進むことを、勉強を課題にして、学んでいきます。
また、目標達成プログラムは1人でやると、往々にして尻つぼみになりがちですが、みんなでこれをやり続けることで、自分の決めた目標から逃げない習慣がつきます。
この学習会に参加して、何よりもいいなぁと思ったのは、生徒が明るく楽しそうだということ。
何の強制もなく、自分で決めて発表し自分で行動し、フィードバックする
それが、各々の自信になっている気がします。
この4月からスタートしたエールですが、すでに成績向上や自信に繋がっているようです。
わたしも、「勉強は教えてもらうものではなく、自習すでするもの」だと思っています。
また、目標達成の習慣を身につけることは、大人になって必要な能力。毎回生徒にも、身につけて欲しいと思っています。実績あるプログラムと指導者に教えてもらえると、良いですよね。
エールに参加させてもらって、やっぱり、子供の持つ力はすごいな、信じるべきですね
| 2017.07.20 18:44 | 良かった出会い・セミナー |