考える中身はどうする?

2015.09.29 Tue

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

9月28日付中日新聞に、新大学入試制度の記事が載っていました。

ペーパーテスト、記憶中心のテスト形式から、小論文やプレゼン面接など、個人をみる評価方式への変更と考えられます。
そうすると、自己表現が出来て、しっかりした意見を持てる外交的な人が評価されます。内気な人や、研究者気質で少し無愛想な人は、受かりにくくなるのでしょうか?
どんな事も一長一短
今は、試験制度で報われていないかもしれないタイプの子にチャンスが来るのかもしれません。
就職試験にも、役立つし、それは、それでいいかもしれませんが。
学生の小論文やAO対策などを担当して感じるのは、体験していることや、見聞きしている世界が狭いので、本当には意見を構築して論じるのが難しいということ。
「考える力」が必要だとしても、考えることに必須の、中身、材料が少なく偏りすぎているということ。中身が、最もな正論、べき論で、誰が書いても変わりない内容になってしまう。
学校に行き、授業を受けて、部活をして、塾に行くという狭い世界で親に守られて、グルグル生きていても、考えるための材料は手に入らない。
年代を超えて人と交わり、社会で起きている事を実際に体験したり声を聞いたりして、リアルな問題意識を持ったり、悩んだり、怒ったり、生活体験をしなければ、空っぽの意見でしかない。
考えるための中身、材料をどこでどうてに入れて、考えるか、そこをきちんと考えなきゃな、と思う。

 

| 2015.09.29 20:46 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |

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