自分の気持ちを言葉にできないと、爆発する

2015.10.21 Wed

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

夏に上映されていたインサイドベッド
私たちの頭の中、心の中にある感情をキャラクターにして、それぞれの感情すべて大事、特に悲しみのような一見ネガティブな感情にも役割があることを伝えてくれました。
この感情、何か出来事が起こると、それに自分のフィルターが付いて、価値判断が起こり感情が生まれます。
例えば、誰かよく知らない人があなたを見て、あっ!って顔をして、こちらにやってきたとします。これが出来事です。
これを例をあげてお話しますね。
例1
もし、あなたに対人関係でネガティブなフィルター、例えば私は人に嫌われるとか、怒られるとか、があったとします。すると、やってくる人の雰囲気を恐ろしく感じ、恐怖やビビりの感情が生まれるでしょう。これは、瞬間的に起こります。相手の表情も自分のフィルターによって加工されてしまうので、恐ろしい形相でやってきたように感じます。
例2
もしあなたが対人関係でポジティブなフィルター、私はみんなに好かれるとか、みんな私と話したいと思ってる、を持っていたとします。すると、やってくる人の雰囲気を好意的に受け取ることができて、ニコニコしたウェルカムな表情で迎えるでしょう。ポジティブなフィルターを通ると、相手の表情もポジティブに感じるのです。
これらは、どんな時も瞬間的に起こるので、例1の人は、怯えた態度を取るので、相手もそれに合った反応をし、例2の人は友好的な態度を取るので、相手も好意的に接してくるようになります。
つまり、嫌われている私と好かれている私がいるのでなく、嫌われていると思い怯える私と好かれていると思い友好的なに振る舞う私がいるだけなのです。
これは、頭の中で自動的に起こり、普通はわざわざ意識に上がりません。
ところが、何か問題が起こり、自分の心の中をよく見て、それを言葉にする=気持ちの言語化をすると、今まで見えていなかったものが、自分に見えてくる、意識することができるようになります。
先日テレビのニュースで、思春期の子供が、お父さんのことが大好きなのに、反抗的な態度をとってしまう、というシーンをやっていたそうです。
特に思春期には、心の中、感情、気持ちと、体の反応があっていないことがあります。モヤモヤして、爆発を起こすような時期ぐ思春期です。暴力や、自傷などの形で現れることもあります。
自分の心を見つめて、気持ちを言葉にすること、その原因に気づく内省をすることが、本当に大切だと感じます。
それには、言葉を自分でしっかり扱えること、語彙が多いこと、本などを読んで人の例を知ることなど、国語を学ぶことでカバー出来ることがたくさんあります。
実は、私が国語を教えているのには、気持ちを言葉にすることを、学んで欲しいという願いが潜んでいます。
ご相談などある方は、ご連絡下さい。

| 2015.10.21 16:51 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |

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