「わかる」って不思議じゃないですか?

2015.11.24 Tue

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

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「わかる」って、不思議だとおもいませんか?

言葉が理解できれば、話したこと(聞いたこと)は、その通りにコピーされるように相手の頭に入っていく、と思いませんか?
なのに、その通りに実行されていないと、頭に来る、って経験ありませんか?
実は、同じことを聞いても、それをどう理解したかは、実は人によって違います。
本当は、どう理解したかを、いちいち確認しなくてはいけいはずなんです。
なぜならば、言葉の定義は、人それぞれによって厳密には違うからです。
一人一人に特有の辞書、翻訳機があると思って下さい。
例えば「お母さん」と言った時、それにどんなイメージを持つでしょう?多くの方が、自分のお母さんに抱いているイメージや、好き嫌い、価値判断をくっつけて「お母さん」という言葉を受け取りませんか?
「お母さん」と聞いて、優しい感じや、暖かい食卓を思い浮かべる好ましく感じる人もいるでしょうし、怒ってばかりいる厳しいイメージがあって嫌悪する人もいると思います。
このように、言葉は、人によってそこからイメージするもの、解釈がちがうものなのです。
言葉だけで伝えようとすると誤解が生じるのは当然なのですね。
伝えた(つもりの)事と、伝わった事が違うんですよね。面倒なことに言葉で確認しても辞書が違うけど言葉は同じなので、確認になりません。
日常会話もそうですが、勉強を学ぶ時の言葉の扱いも同様です。
たくさんの子に勉強を教えていて気付きました。伝わっているはずの言葉が、意図通りに伝わっていない、または、飛ばして聞いている、言葉は伝わり復唱できても、意味が理解できていない。
「わかったはず」のミスコミュニケーションの積み重ねが、「わからない」をうんでいるのです。
勉強だけでなく、いろんなところで起きていそうです。
コクリエ国語教室で学ぶのは、「理解の仕方」。
国語の問題集を使い、標準的な、出題者が理解して欲しい内容として受け取る方法です。読んだものと理解のギャップを確認し、出題者の意図通りに読めているか確認します。
こんなこと、他ではなかなか学べません!

| 2015.11.24 14:36 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |

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