コミュニケーションがうまく行かないなら要約をしてみよう

2015.12.15 Tue

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

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イベントで、脳トレとして、要約をしていただきました。
今回はデパートの中でのイベントだったので、やっていただいた方は、今までになく、女性の少し年齢が高めの方が多かった。
かなり興味深い回答が多数ありました。
要約脳トレは、小学生用のドリルの短い文章を読んで、小見出しをつけたり、短く要約文にまとめたりしていただきます。
ゲーム性をもたせるために、ちょっとわかりにくい意地悪な文章を選んだりします。
大体、まちがえるといってもあるパターンの中でのこと。
ところが、世の中面白い!
今までかなりたくさんの方々にこのワークをしてもらいましたが、今回は、初のパターンが続出。年齢などによって違うのでしょうか?
まずお一方は、要約として書かれた内容が、ものすごーく細かいところだけ。
要約は、あらすじですから、大雑把に、全体の大切なところをつかむ事です。
ところがその方は、その全く逆をされました。
主旨ははずして、具体的な細かいところのみをピックアップ。言って見れば、「詳細型」でしょうか?
お話を聞くと、やはり普段から細かいことが気になる性格で、自分の言いたいことが人に伝わらず困っていらっしゃるとか。
ご自分では、「一番大切なところ」「要約」が細かいディテールなので、主旨を伝えず、ディテールのみ伝えていらっしゃるのでしょう。
その辺りをご説明したら、すごく納得されていました。
もうお一方は、文章に書いていない事を書かれました。
文の中心のキーワードから連想した、文章には全く書いていない事、「空想型」ですね。
詩的で素敵なのですが、言った事とは全く違いますね。
やはり、普段から人とのコミュニケーションに、空想混ざるとか。
要約文にまとめてもらうのは、まとめる力を見ることもできますが、「人の頭の中を覗くため」生徒の回答を見て、どうしてこの回答に行き当たったかは、頭の中で起きていることを追跡するしかありません。
頭の中で文章をどう読んだか、が要約文に現れます。
コミュニケーションがうまくいかなかったり、言いたいことが伝わりにくい人、要約をして見ては?自分の頭の中を客観的に見れますよ
少し年齢層の高い方のコミュニケーションのお悩みにも、コクリエメソッド役立ちそうですね。
他にも、いろいろな型がありそうですね。
興味深い研究が出来そうです!

| 2015.12.15 11:19 | コクリエで学ぶこと |

脳トレとして日記を書く

2015.12.13 Sun

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

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ただいまイベント出展中です。
デパートのシニアフロアでの出展のため、国語系の脳トレをしています。
みなさん、四文字熟語を思い出して文字を入れ替えて完成させたり、色々なタイプの問題に取り組んでいただいています。
脳のトレーニングとしては「思い出すこと」「書くこと」がいい訓練になるそうです。
メールなど便利なツールが多い現代、文字を書く機会はどんどん減っています。
メールやパソコンだと、機械が漢字変換してくれるので頭を使いません。
使わない頭は退化してしまいます。
文字を書く習慣を持つことはとても大切だと言われます。脳への刺激になります。
シニアの皆様に毎日短い日記をつけることをお勧めしています。
一日にあったことをただ羅列するのではなく、まとめて「今日は変化の多い一日だった」などと、定義して、その後に詳しく一日を描写するのです。
毎日日記を書こうと意識するだけで、「今日は何を書こうかな?」と日中から考えます。また、書くレパートリーを増やすために、わざわざ何処かにいったり、何かを詳しく観察するなど、日常の過ごし方が変わってきます。
最近文字を書いていないな~と思う方、ぜひできれば、文字で書く日記を書いて見てください。

| 2015.12.13 11:18 | コクリエで学ぶこと |

空気が読めないのは、実は、、国語力不足!

2015.12.11 Fri

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

話すのは得意だけど、国語は苦手という人、いますよね。
国語は日本語の勉強なのに、何故テストになると苦手なのでしょう?
そこには幾つかの理由があります。
そのうちの一つは
「話し言葉と書き言葉は違う」
国語で扱うのは、主に「書き言葉」
教科書や問題集、テスト用紙にかかれた文章について、学びます。
では、書き言葉と話し言葉は、どのように違うのでしょう?
話し言葉は、「不完全」でもかまいません
話し言葉には、話し相手がいます。
たいていは、目の前や電話のあちら側にいる特定の誰かに向けて話していますね。
多くの場合、知り合いで、共通の話題や共通に認識できていることについて話しています。
それ故、説明の仕方や描写が不完全でもおおよそ内容は伝わります。
また、もし伝わらなかったら、相手から「それって何?」などと反応が返ってくるので、言い直せばいいのです。
また、声の調子や身振り手振り、今までの関係性を含めて、言葉以外で伝わる部分がかなり大きい割合を占めています。
話し言葉は、一方的でなく、相互のやりとりで変化していくものです。
論理性がなくても構いません。
一方「書き言葉」は、「完全」である必要があります
たいていは特定されない相手に向けて書かれています。どんな人が読むかがわかりません。
普通は反応ががなく、だれにでもわかりやすい流れで、誤解を受けない正確な言葉で描写しないと、伝わりません。
そのためには、論理性が必要です。
書き言葉には「不特定多数の他人を意識する事」が求められます。
おしゃべりが得意でも人に伝わる話が出来ない場合、第三者にはどこから順番に話さなければ伝わらないのか?を意識する必要があります。
コレが国語の力です。
国語ができる、国語のテストで点が取れるというのは、単に日本語がわかる、というだけでなく、第三者または筆者または出題者の意図や状態を汲み取る力、つまり「客観的読解力」が必要なのです。
簡単に言えば、人の意図を汲み取る、場の空気を読む事に似ているでしょう。
実は、国語力をつけることと、空気を読むことはかなり近いと思っています。
空気が読めなくて、仕事で困っている営業の方、またはそんな社員に困っている上司の方々、大人のための講座もありますよ!
立場の違う仕事相手との会話には、客観的な読解力が必要なのです!
コクリエ国語教室
お問い合わせ:080-4525-0709 黒川

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| 2015.12.11 11:17 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |

子供に考える力をつけるには、覚悟が必要⁉︎

2015.12.09 Wed

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

これからの世の中を生きるために、子供達には「考える力」が必要だと、言われています。
この「考える力」って、何でしょう?
どんな人が考える力があり、どんな人が考える力がないといえるでしょうか?
誤解を恐れずザックリとちょっと拡大解釈していうと、考える力のある人は、誰かの言ったことや、書いてあることなどをそのまま受け入れるのではなく「本当かな?」と考え自分なりの意見を持ちます。
考える力のない人は、誰かの言ったことや、読んだことを「そうなんだ」とそのまま何の疑問も持たずに受け入れ、意見を持ちません。
つまり、考える力のない人は「素直」ですし、「いい子」で、家庭でも学校でも扱いやすいのです。
高校生になって、小論文指導をする時に、「素直」で「いい子」が困ることがおおいのです。
意見が、、、ない。
人から聞いたことをそのまま無批判に「そうなんだ」とただ受け取る習慣がつきすぎて、「あれ?」と引っかかる経験がなく、意見を持つという発想がない子達がいます。
考える力のある人は、育てるにはちょっと面倒かもしれません。
いうこと聞かなかったり、いちいち反論してくるのです。「こうとも言える」と。
これから子供たちが反論してきたら、喜んでください!「考える力がついてきた」と。
考える力のある社員も、ちょっと手間がかかります。言った通りにはしないから。でも、きっといつか、そんな人がいてくれてよかったと思う時期がきます。
考える力を持つと言うことは、その人は人の言うままには、ならない、ってことです。
考える力をもつ人の親や、先生や上司や経営者は、忍耐力や器の大きさが必要だと思います。考える力を持つ人を育てるには、覚悟が必要ですね。
私は、考える力がある子が好きで、話し合うのが面白いと思うのですが、、、
お母さん、大学入試のため考える力はつけたいけど、言うことは聞いて「手間のかからない子」でいて、というのは、無理だと思ってくださいね

| 2015.12.09 11:16 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |

ラジオの活用〜想像力を育てるには

2015.12.08 Tue

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

私は車での移動中ほとんどラジオを聞いています。何と無く人の話し声がするのが好きで、情報もいろいろ得られるのがお気に入りです。

学生時代、勉強中にラジオばかり聴いて、将来はそんな仕事につきたいと思っていました。

先日、国語の聞き取りテストの対策をしました。今は英語だけでなく、国語にも聞き取りテストがあるのです。
教材として、新聞を読んで録音して見ました。そうすると、中には聞いても全くわからない記事が出てきます。それは、私たちに馴染みのない全く新しい情報について伝えたものです。よく知っている内容であれば、多少難しくても、集中すれば聞き取れます。しかし、全く知らない用語が並んでいると、耳で聞くだけではなかなか理解できません。
私たちはいろいろな手段で情報収集やコミュニケーションをします。
会話や読書雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど、、、
それぞれのメディアにより、情報を伝える(受け取る)手段が違います。
会っての会話なら、音声と表情、身振り、声色など、本であれば、文字、漢字ひらがなカタカナ、挿絵など。雑誌だと写真類が加わります。
そういう様々な、物事を伝える情報手段の中で、音声でしか伝えることが出来ない「ラジオ」は、今となってはかなり特殊な手段だと気づきました。
同じ音声でも、電話なら、相手が特定されていて電話する目的も共有されていますが、ラジオはそうはいきません。
私たちが、様々なメディアを使って伝えているのは、漢字やイメージ、図示などにかなりの部分をたよっているのだな、と再確認しました。
今、ラジオ離れが進んでいるようです。
コンピュータ全盛の分かり易さを大切にした便利な世の中で育った貧困なイメージ力の人々には、情報量の少なさが受け取りづらいのかもしれません。
情報を受け取る手段が少ないと、想像力が必要です。わかりやすく、いつも十分に情報が与えられると、想像する必要がないので、想像力が育ちません。
iPadなどの情報メディアを使った教材が流行っていますが、私はあまり賛成できません。
逆に言えば、ラジオニュースのような限定されたものから情報を取ることを訓練として行うことで、イメージする事、自分のストックされた言葉を探すことなどの教育に役立てるのでは?と考えました。
純粋に言葉から意味を受け取ること、他の情報と言葉の情報が違う場合に違和感を持つことで、不審情報を見分けることもできますね

| 2015.12.08 11:15 | コクリエで学ぶこと |

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