感性を磨く〜幼い頃辻井伸行さんがお母さんにしてもらったこと
2015.10.29 Thu
頭が良くなる国語塾 コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。
辻井さんのお話第3弾です
さて、一流の音楽家となると、表現力が必要ですよね。
表現するためには、感性を磨くといい
完成を磨くには、たくさんのものを見たり体験したり、触れたりという経験が欠かせません。
ところが、伸行くんは、生まれた時から全盲です。物を見ることが出来ません。そこをどうクリアしたのでしょう?
お母さまは、彼を色んなところに連れて行きました。美術館、花火、山の中など、、、
美術館や、山の中では、お母さんが、作品や物や風の一つ一つを説明したそうです。
伸行くんは、それらを聞いて心の目で見たといいます。
伸行くんは、風にあたるのをが好きで、その風の色をお母さんが説明してくれたといいます。「今日の風何色?」というのは、お母さまが書かれた著書第一弾のタイトルです
物理的には見えなくても、心の目で見る色は、豊かだったのですね。
他にも、小学校1年から中3まで水泳を習い、スキーや、山登り、乗馬もこなしたそうです。本人がやりたいといったことは、とにかくチャレンジさせる、それが教育方針でした。
目が見えないからこそ、やって見なくてはわからない。体験でしか、わからないからです。
このようにして、ハンディキャップがありながら、様々な体験をし、感じて、感性を磨いて行ったのです。
「おかあさんのおかげで」伸行くんは何度もDVDの中でそう言いました。
おかあさんの諦めない愛情のこもった関わりが、今の彼を作ったのは間違いありませんね。
| 2015.10.29 16:26 | 未分類 |