短時間で成果を出すには 伊賀白鳳高校
2017.01.27 Fri
先日、NHKで高校駅伝の強豪 三重県の伊賀白鳳高校を取材する番組をやっていた。
この学校は、「短時間練習で成果を出す」ことで有名だ
練習時間は一時間半 5時半には練習終了
これは、一時間に一本しか電車がなく、生徒たちが遠方から最長二時間半をかけて通ってくるので、これ以上長く練習をする訳にいかないのだ。
短時間練習法は、伝統的にこの学校でおこなわれていた。
あらかじめいくつかの練習パターンが先生から与えられる。
その中でどれを選ぶか、の選択は本人に任されている。
各自が自分のコンディションと、目標を自分で考えて、どの練習が今の自分に必要なのか、自分で考えるのだ。
「自分で考える」事が、短時間練習でも強い秘訣だと、先生は言う
先生の言う通りに練習をして、万一成果が出なかったら、先生のせいだと思う。
自分で選択して練習をしたら、すべての責任は自分でもたなければならない。
この違いが、練習に出る。
この違いが成果になる。
スポーツでも勉強でも同じだ。
「やらされている」意識があるうちは、本気が出てこない
「自分が受かりたい(成績を上げたい)」という意識が現れると、結果が大きく変わってくる
意識が目覚めた状態だ
集中度が上がり、短時間で大きな成果を出す事ができる。
指導者に必要なのは、教える事でなく、生徒の意識を目覚めさせる事なのだ