お正月にコミュニケーション力をつける

2016.01.05 Tue

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

お正月、帰省をして普段はあまり会わないおじいちゃんおばあちゃんと会って、食事をしたり、一緒に過ごす機会がありますよね。
喫茶店などで過ごすそんな一家の様子
多くの場合お子さんがマンガを読んでいたり、ゲームをしていたりで、全くコミュニケーションがない、という感じではありませんか?
普段会わないおじいちゃんおばあちゃんとの会話は、共通の話題も乏しこともあり、自然には弾みません。
ところが、これが今一番大事だと言われている、コミュニケーション力をつけるチャンスなのです。
以前ある大きな会社の経営者が、就職活動中の学生にこんなことをおっしゃっていたのを聞きました。
コミュニケーション力とは、同年代の人と話す力ではなく、何の共通点もない環境年代の人と話す力だ」
共通話題のある話しやすい人と話すのは簡単です。
しかし、話のきっかけもなく、互いに興味を持てない同士が、話をするには工夫が必要ですよね。
それが出来る力をコミュニケーション力というのです
そう考えると、お正月におじいちゃんおばあちゃんと色々な話をすることは、コミュニケーション力をつけるチャンスです。
少しだけお父さんお母さんがサポートしてあげて、話の糸口を見つけてあげてはいかがでしょう?
おじいちゃんおばあちゃんの得意なことを教えてもらったり、お子さんたちと一緒に何かをする機会を作ったり。
おじいちゃん達にインタビューをしてレポートをする事を課題にしたり。
親子の家庭が別々に暮らすことが当たり前で、「核家族」という言葉すらなくなり、日常生活で年代の違う人との交流が減った結果、子供達のリアルな経験値が減っています。
実は国語の読解力をつけるためには「実体験」「リアルにわかること」が多ければ多いほどいいのです。
「わかる」「理解する」というのは、頭で知的にわかるだけでなく、納得する、自分の体験に照らしてわかる、という部分が必要なのです。
おじいちゃんおばあちゃんに色んなことをインタビューして、聞いて見てはいかがでしょう?長い時間生きている人の知恵は、本で読んだだけではわからないものがあります。
例えば田舎の古い家で不便な体験をする事は、今はなかなかできない貴重な体験だったりします。教育的意味も含め、お母さん達が、それを楽しみ味わうように促すことが必要でしょう。
また、これを機会に改まった席では、敬語を使うことなどを教えてはいかがでしょう?
無理にではなく、自然に敬語が使えることは、将来とても役に立ちます。

| 2016.01.05 15:37 | つれづれ思うこと, 国語を学ぶメリット, 国語専門講師の視点, 夏休み・冬休み・春休み企画, 考える力をつけるには? |

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