自分のタイミングで芽を出す

2016.05.16 Mon

この仕事をして、生徒たちと接していて、一番うれしいのはその子の成長を感じたとき

特に、変化に時間のかかっている子が、自ら変化した時に、何とも言えない喜びというか、「やっぱり!」っていう感じを受ける

そして、いつ芽を出すかは、本人にかかっていて、人が何ともしがたいことも・・・・

芽シャボン

 

私や親などの大人は、何年も生徒たちを見ていて、人生経験もして、

その中から、「こんなことあるかもよ」と予想される出来事や、生徒はあまり意識していない視点を伝える。

たとえば・・・・、「中学と違って高校はあまりにもテストの成績が悪いと、進級できないよ。」とか

新しく中学生になった子には、「定期テスト前にはワーク提出があるから、テスト前だけでなく家に帰ったら勉強してね」

なんて、話をしても、たいてい聞いてはいない

大体中3まで、毎回テスト前に後悔を繰り返す子が多い

 

そんなもんだとは思っているが、言い続ける事(文句を言うのではなく)にも意味があると思う。

頭の片隅にはそれらが入っていて、なんかの瞬間に、自分から行動し始める事がある

 

今年高校に入った子

英語が苦手で、出来なくて、今まで何十年教えてきた子の中でも、ダントツで、びっくりするくらい英語がわからない。

勉強しようともしない。

そんな子が、ある夜LINEをしてきた

「明日までにやりたいので英語わからないところ、教えてもらえますか?」

驚くとともに、本当にうれしかった

 

まもなく、定期テスト

自分から「次回とその次、英語のテスト対策お願いします」と言ってきた

「やる気になった?」と聞くと

「さすがにやらなきゃと思った」とのこと

 

聞いていないようで、ちゃんとどこかでは認識しているんだな。

自分のペースで、どこかでスイッチが入るんだな

 

こんなことが起きるたび、その変化や成長に感動しながら、

この仕事をやっていてよかったと思う

そして、生き物はすべて自分のタイミングで芽を出し、それは早すぎず遅すぎずちょうどいいタイミングなんだと

| 2016.05.16 13:28 | つれづれ思うこと, コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 受講生・保護者感想・喜びの声, 国語を学ぶメリット, 国語専門講師の視点, 考える力をつけるには? |

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