AO入試で求められること

2015.09.25 Fri

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

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AO入試や推薦入試など、従来の制度と違う入試が増えているという新聞記事が中日新聞に出ていました。

AO入試とは?Wikipediaより
AO入試(エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である。A.O.(Admissions Office)とは「入学管理局」の意。
AOは、記憶や学力のみでなく、学部の求める人材、人物像にあった学生を選抜する入試制度です。
学部、学科毎に出されるアドミッションポリシーを読み解き、自分がそれにふさわしい人物であり、経験や意欲を持っていることをアピールする文書を提出し、所定の手続きにより、入学が許されます。
新大学入試制度もAO入試に準じた方式が検討されています。
AO入試にむくひと、AO入試の攻略について、私の経験に基づきお話しします。
AO入試に向くのは、
自己アピールの得意な人、
個性的で魅力的な経験のある人、
それらを上手く言語化できる人です。
つまり、国語力ですね!
どんなに素晴らしい人物でも、経験があっても、それを言葉にして表現出来なければ、大学側にわかってもらえません。
また、高校生の考える自己アピールポイントと、大学側や大人が望むものに、大きな開きがあります。
また、これを機会に、自分像を明確にすることは、とても価値のあることです。
以前AO入試の出願書類を指導した生徒の興味深いエピソードがあります。
彼が、最初書いた書類は、ありきたりで表面的で、多くの出願するであろう生徒たちの中で、目を引くものではありませんでした。ところが、指導をする中で、今までの経験や、本人が本当に望んでいる未来などをヒアリングして行く中で、彼の個性がはっきりしてきました。
それを印象づけるエピソードを効果的に表現して、出願書類を作成しました。残念ながらAO入試では合格できませんでした。
しかし、その後、驚くべき変化が表れました。本人の態度が変わり、学習意欲が上がったのです。
「自分が何者であるか」を明確に言語化したことで、自発的に学ぶ姿勢が表れました。顔つきや、態度も自信にあふれて、自習をする姿を見て彼が間違いなく希望の学部に合格することを確信しました。
その後、当初予定していたよりも偏差値の高い大学に合格し、生き生きとした学生生活を送っています。
彼は、AOの提出書類をまとめる過程で、本来の自分の価値や自分の目的に気づいたのです。
AO入試で大学が求めているのは、記憶力のいい従順な機械のような学生ではなく、個人の個性が、学校の方針にあった生徒なのです。
AO入試や小論文などを書く時に大切なポイントは、
読み手が何を期待しているか
を与えられた資料から先読みして、表現する力です。
読解力と、文章表現力が問われます。
コクリエ国語教室では、AO入試対策や、小論文対策も行なっております。
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| 2015.09.25 20:39 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |

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