空気が読めないのは、実は、、国語力不足!

2015.12.11 Fri

頭が良くなる国語塾  コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。

話すのは得意だけど、国語は苦手という人、いますよね。
国語は日本語の勉強なのに、何故テストになると苦手なのでしょう?
そこには幾つかの理由があります。
そのうちの一つは
「話し言葉と書き言葉は違う」
国語で扱うのは、主に「書き言葉」
教科書や問題集、テスト用紙にかかれた文章について、学びます。
では、書き言葉と話し言葉は、どのように違うのでしょう?
話し言葉は、「不完全」でもかまいません
話し言葉には、話し相手がいます。
たいていは、目の前や電話のあちら側にいる特定の誰かに向けて話していますね。
多くの場合、知り合いで、共通の話題や共通に認識できていることについて話しています。
それ故、説明の仕方や描写が不完全でもおおよそ内容は伝わります。
また、もし伝わらなかったら、相手から「それって何?」などと反応が返ってくるので、言い直せばいいのです。
また、声の調子や身振り手振り、今までの関係性を含めて、言葉以外で伝わる部分がかなり大きい割合を占めています。
話し言葉は、一方的でなく、相互のやりとりで変化していくものです。
論理性がなくても構いません。
一方「書き言葉」は、「完全」である必要があります
たいていは特定されない相手に向けて書かれています。どんな人が読むかがわかりません。
普通は反応ががなく、だれにでもわかりやすい流れで、誤解を受けない正確な言葉で描写しないと、伝わりません。
そのためには、論理性が必要です。
書き言葉には「不特定多数の他人を意識する事」が求められます。
おしゃべりが得意でも人に伝わる話が出来ない場合、第三者にはどこから順番に話さなければ伝わらないのか?を意識する必要があります。
コレが国語の力です。
国語ができる、国語のテストで点が取れるというのは、単に日本語がわかる、というだけでなく、第三者または筆者または出題者の意図や状態を汲み取る力、つまり「客観的読解力」が必要なのです。
簡単に言えば、人の意図を汲み取る、場の空気を読む事に似ているでしょう。
実は、国語力をつけることと、空気を読むことはかなり近いと思っています。
空気が読めなくて、仕事で困っている営業の方、またはそんな社員に困っている上司の方々、大人のための講座もありますよ!
立場の違う仕事相手との会話には、客観的な読解力が必要なのです!
コクリエ国語教室
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| 2015.12.11 11:17 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |

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