わかりあえないから、、コミュニケーションを学ぼう
ずいぶん前に買ったままの本を、読んでみました
平田オリザ氏の「わかりあえないことから」コミュニケーション能力とは何か
まだ読んでいる途中なのですが、、
コクリエ国語教室も、大人塾子ども塾両方で「コミュニケーション力をつける」という事を目的の一つにしています。
面接、就活、人間関係など、コミュニケーションが、今の世の中で最も必要とされている能力の一つです。
頭が良いだけではだめで、コミュニケーション能力が必須という風潮ですよね。
さてでは、コミュニケーションって、なんでしょう?
人と話が通じること?
心がかよう事?
色々な定義があると思います。
ひとつ気になるのは、コミュニケーションということをしっかり表わす日本語がないこと。
「言葉がないこと」は、それを表わす概念がそもそもその国になかったという事ですよね。
日本には「コミュニケーション」が必要なかった
もともと必要なかったものが、現代社会では最も必要なものになっているのです。
それは、なぜ???
社会の西洋化、グローバル化がそのもっとも大きな要因でしょう。
西洋文化では「言わなくては分からない」「主張する」が当たり前
ところが、日本では「言わなくてもわかりあうこと」「察する」が大事な社会
ビジネスでは、グローバルが基準ですので、西洋的な文化、「きちんと伝える」が必須事項です
「わかりあえないことから」
タイトルが秀逸ですね。
西洋文化のコミュニケーションは、「わかりあえない」が前提です
わかりあえない者同士、基本的思想が違う者同士が、何かを伝えるには「論理力」が必要です
論理力とは、筋道を立てること。
主張・理由・根拠をはっきりと述べることです。
コミュニケーションの苦手な人は、身近な人との「言わなくてもわかる社会」はいいとしても、少し離れた関係の「言わなくては伝わらない社会」では通用しません。
それが原因で、学校や職場で、少しづくの違和感を感じているのではないでしょうか?
コミュニケーションは、性質や性格ではなく、技術と慣れの問題です。
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| 2016.04.29 19:09 | おすすめの本, コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |