どうして考える力が必要なのでしょう?

2016.05.02 Mon

コクリエ国語教室では、小論文・意見文を書く授業があります。
考える力を養うことが目的です。

 

今の受験制度では、大学受験又は公立中高一貫などでは小論文のテストはありますが、ほとんどの学校ではこの授業をすることはありません。

高校生でも、必要な人だけが、個別に先生に教えてもらうか、予備校で学ぶ程度です。
しかし、現在進められている教育改革の中では「考える力」をつける事が最も重視されています。
「考える力」が最もよくわかるのが、小論文・意見文であり、今後大学入試は、小論文が増えていくであろうと考えられます。
まだ、大学入試なんて先の事・・・なんて、考えていらっしゃる父兄の皆様、お子様方・・・
「考える力」は一朝一夕につくものではなく、早い段階から習慣化することが重要であると考えます。

 

そもそも、何故大学入試制度が変わるのか?
何故「考える力」をつける必要があるのか?
それは、社会の変化、世界における日本のポジションの変化に関係します。
私たちが、学校で勉強した後は、就職または自分で仕事をします。
ある意味勉強のゴールは、社会で活躍する人材を作ることです。
社会が大きく変われば、必要とされる人材や能力も変わりますよね。

50年60年前、戦後間もない日本は、工業国、製造業中心の国として発展しました。
世界の工場として、安く品質のいいものを作り、その後はメーカーとして工場は国外に移りましたが、必要な人材は変わりませんでした。
必要だったのは、従順に言われた通りに工場で作業する人材。

管理職にしても、疑問を差し挟むことなく、会社の命令に従っていればある程度安泰で人生を終えられる。
ところが、今、どうでしょう?
シャープは、海外に身売りし、東芝、三菱自動車などが実は世界水準においつけず、ごまかして生き延びていたことが発覚しています。不正やごまかしに疑問を差し挟む社員は、いなかった、または残れなかったのでしょう。

 
今後、日本企業はどのように生き残るか?
企業が、新しく採用する人材に求めているものは「クリエイティブさ」や「プレゼン力」など、今までの学校では教えてこなかったものばかりです。
言われた通りに、余計なことを考えず受動的に学ぶ人材は必要とされず、自分で考え、上下の区別なく意見をはっきり言える人材を求めています。グローバルな社会に対応できる能力を持った人材が必要なのです。

この社会の求めに応じて、大学入試制度が変わります。(現在に中二からです)
「自分で考える」ことは、誰かが教えてくれて、短期に身につくものではありません。
長い時間をかけて考える習慣を身につけることにより、わざわざテスト前に入試対策をする必要は無くなリます。
というより、テスト前の付け焼刃の対策では、合格水準には達しません。

どんなことをするの?
難しく、特別な人しかできないのでは?
そんなことはありません。
簡単なことから「考える習慣作り」を日常にする方法をお伝えします。

ご興味のある方は、お問い合わせください。

弊社ホームページ お問い合わせ
http://cocurie.jp/contact/index.html

| 2016.05.02 20:27 | 2020年度新大学入試, コクリエ国語教室について, 考える力をつけるには? |

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