世界一おいしい胡椒を知ってますか?
みなさんは、カンボジアと聞くとどんなイメージが浮かびますか?
貧しい国?
地雷など争いのあった国?
アンコールワットなど観光の国?
実はカンボジアでは世界一おいしい胡椒が取れるのです。
「クラタペッパー」は、日本料理、フランス料理などジャンルを問わず一流料理人が絶賛する薫り高い胡椒です
という事で、クラタペッパーさんご夫婦のお話を聞いてきました。
ご主人の倉田浩伸さんは、なんどもテレビに出ている、ドラマチックな人生を歩んだ方。
奥様の由紀さんとの出会いは、由紀さんの、絵がきっかけ。
この絵本も由紀さんオリジナルです
ここで、このお話会を取り上げたのには、わけがあります。
浩伸さんは高校時代からカンボジアに興味を持ち、NGOなどの退院としてカンボジアにわたりました。
そのおおもとになったのは・・・・小学校時代の「いじめ」
小学校時代に転校したことで、ひどいいじめにあいました。
その時におもったそうです。
「友達に頼らなくても、自分一人で何でもできる人になりたい」と。
地元中学にいきたくなくて、猛勉強をして私立中学に入っても、友達はできなかったそうです。
しかし、倉田さんは、このことをバネにして、紆余曲折ありながらも、「困っている人を助けたい」という思いをもちました。
自分が弱い立場にたったからこそ、つらい思いをしたからこそ、弱い立場の人を思う優しい気持ちになったのです。
学校を作るNGOに勤めましたが、子どもたちの親に仕事がなければ、学校にも通えないことに気づき、カンボジアが自立できるように産業を立ち上げようと、起業
当時、内戦が終わったばかりで、産業がことごとくつぶされていました。
様々な失敗を重ねて、あるきっかけから、昔、カンボジアではおいしいペッパー(胡椒)が生産されていたことをしり、ペッパーを再生させて、日本に販売することを考えました。
その後も、多くの困難を乗り越えて、今は現地の人たちに契約農家として生産してもらい、厳しい品質管理をして、日本に輸入しています。
黒こしょうで50グラム750円
スーパーの胡椒と比べると、高いですが、一度使うと、みなさん必ずリピートされます。
とにかく香り高くて、このペッパーだけで、プロの味!!
倉田さんは、色々な仕事をためしては、失敗を続けます。
それでも、あきらめません。
カンボジアの経済的自立は、倉田さんの人生をかけたミッションだったからです。
「いじめがこの人生のきっかけ」
最低の経験を、ひっくりかえす、倉田さんの芯の強さが、クラタペッパーをうんだのです。
素晴らしいお話をありがとうございました
クラタペッパーを使ったランチ
次回は6月15日~名古屋三越でクラタペッパーに出会えます
| 2016.06.02 18:36 | 研修・その他活動 |