【第1回】「国語ができる」とはどういうこと?──コクリエ国語教室・黒川葉子の自己紹介

こんにちは。コクリエ国語教室を主宰しております、黒川葉子(くろかわようこ)と申します。 このブログでは、「読解力」「考える力」「表現する力」など、これからの時代に欠かせない“国語力”をどうやって育てていくのか、そして、子どもたちの未来をどう支えていけるのかについてお話していきます。

今回は、私がなぜ「国語教育」にこだわり、「コクリエ国語教室」という教室と、指導者を育てる養成講座を始めたのか、そのきっかけをお伝えさせてください。

◆「なぜかできる」からの脱却

私は子どもの頃から国語が得意でした。 読書も作文も好きで、国語のテストは自然と点数が良く、「国語は特に苦労しない教科」という印象を持っていました。

でも、大人になって教える立場になったとき、ある“壁”にぶつかりました。

「どうして子どもたちは、こんなにも国語が苦手なんだろう?」 「自分が得意だった“国語”を、なぜうまく伝えられないんだろう?」

そう考えたとき、ふと気づいたのです。

私は「国語が“できてしまう”側の人間」だった。

だからこそ、「なぜわからないのか」が本当にはわかっていなかったのです。

◆“できてしまう人”には、“できない理由”がわからない

学校の先生や塾の先生からも、同じような悩みを聞くことがあります。

「国語の教え方なんて、誰にも習っていないんです」 「自分ができたから教師になったけど、できない子にどう教えたらいいのかがわからない」

国語以外の教科は、ある程度“公式”や“パターン”があります。 でも、国語には公式がありません。だからこそ、「できてしまう人」からすると、「なぜわからないのか」が見えにくい。

このギャップをどうにか埋めたい。

そう思って始めたのが、「わからない子どもたちに、どうやったら“わかる”を届けられるか」を追求する、コクリエ国語メソッドの開発でした。

◆「できない子」に橋をかけるメソッド

子どもたちと向き合いながら、私は少しずつ、読解力とは何か、どう教えるべきか、どの順番で伝えれば理解につながるのか、ということを論理的に分解していきました。

そして生まれたのが、コクリエ国語メソッドです。

このメソッドでは、まず“心の状態(コンディショニング)”を整え、その上で「読解→思考→表現」のステップを明確にし、子どもたちに一つひとつ丁寧に教えていきます。

国語は、「わかるようになったら面白い」教科です。 そして、その面白さを伝えられる人が増えれば、子どもたちの未来はもっと明るくなる。

そのために今、私自身が教えるだけではなく、「教えられる人を育てる」活動にも力を入れています。

◆あなたにも、教えられる子がいる

私の経験から断言できるのは、「国語を教えることは、特別な才能が必要な仕事ではない」ということです。

人の成長を喜べる方、子どもの未来に希望を持って関われる方なら、必ず力を発揮できます。

これからの記事では、「なぜ今、国語力が必要とされているのか」 「なぜ子どもたちは国語に苦手意識を持つのか」 「どのように教えれば“わかる”に変わるのか」など、具体的にお伝えしていきます。

ぜひ、読み進めていただけたら嬉しいです。


国語の教え方に興味のある方へ。
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https://note.com/cocurie_kokugo/n/nead8ca87381d

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