【第4回】読解力がないと、なぜすべての教科が苦手になるのか?
2025年10月27日
「うちの子、算数や理科は得意なのに、テストになると点が取れないんです」 「国語以外の教科でも、何が問われているのかわからないみたいで……」
そんなご相談をよくいただきます。
このような場合、原因は“他教科の知識不足”ではなく、 実は「読解力」にあることが少なくありません。
◆テストは“日本語=国語で出題される”
例えば、算数の文章題や理科の記述問題を思い出してみてください。
どの問題も、まず「長い文章」を読み、その中から必要な情報を抜き出し、 何を答えればいいのかを考える必要があります。
このとき、
・文章の構造を理解する力
・キーワードを見つける力
・設問の意図を読み取る力
が必要になります。
つまり、どの教科も“国語の力”を使って解く必要があるのです。
◆問題文が「読めていない」だけで減点される現実
どれだけ理科の内容を理解していても、 問題文の問いが正確に読み取れなければ、 正しい答えを出すことはできません。
「どうしても選択肢の違いがわからない」 「問題が何を聞いているのかがピンとこない」 そんなとき、子どもたちは「わからない」と感じてしまいます。
実際には、「答えがわからない」のではなく、 「問いが読み取れていない」だけということも多いのです。
◆読解力は“全体の理解力”につながる
読解力があると、
・先生の話の要点をつかむのが上手になる
・教科書の内容がスッと頭に入るようになる
・宿題の意味や意図が理解できる
といった変化が現れます。
つまり、読解力とは「情報を受け取る力」であり、 学習全体の“吸収力”に大きく関係しているのです。
◆「読める」ことで、自信がつく
そしてもう一つ、大切なことがあります。
「文章が読めるようになると、自信がつく」 ということです。
コクリエ国語教室に通う子どもたちの中には、 「私、頭が良くなったみたい!」と嬉しそうに話す子がいます。
それは、国語の点数だけでなく、 「わかるって嬉しい」という実感が 学習意欲を引き出し、自信へとつながっているのです。
読解力が身につくと、 勉強全体が前向きになり、ぐんと伸びる子が多くなります。
◆国語は「他の教科の土台」
このように、読解力はすべての学びの基盤です。
単に「国語の成績を上げるため」ではなく、 「すべての教科を理解し、人生を前向きに歩むための力」 として、読解力は非常に重要な役割を果たしています。
次回は、「読解力はどう伸ばす?──家庭でできる小さな習慣」についてお話ししていきます。
| 2025年10月27日 | 子どもの国語力を伸ばすために必要な視点, 教育改革と国語力の重要性 |


