【第4回】読解力がないと、なぜすべての教科が苦手になるのか?

「うちの子、算数や理科は得意なのに、テストになると点が取れないんです」 「国語以外の教科でも、何が問われているのかわからないみたいで……」

そんなご相談をよくいただきます。

このような場合、原因は“他教科の知識不足”ではなく、 実は「読解力」にあることが少なくありません。

◆テストは“日本語=国語で出題される”

例えば、算数の文章題や理科の記述問題を思い出してみてください。

どの問題も、まず「長い文章」を読み、その中から必要な情報を抜き出し、 何を答えればいいのかを考える必要があります。

このとき、
  ・文章の構造を理解する力
  ・キーワードを見つける力
  ・設問の意図を読み取る力
が必要になります。

つまり、どの教科も“国語の力”を使って解く必要があるのです。

◆問題文が「読めていない」だけで減点される現実

どれだけ理科の内容を理解していても、 問題文の問いが正確に読み取れなければ、 正しい答えを出すことはできません。

「どうしても選択肢の違いがわからない」 「問題が何を聞いているのかがピンとこない」 そんなとき、子どもたちは「わからない」と感じてしまいます。

実際には、「答えがわからない」のではなく、 「問いが読み取れていない」だけということも多いのです。

◆読解力は“全体の理解力”につながる

読解力があると、
  ・先生の話の要点をつかむのが上手になる
 ・教科書の内容がスッと頭に入るようになる
 ・宿題の意味や意図が理解できる
といった変化が現れます。

つまり、読解力とは「情報を受け取る力」であり、 学習全体の“吸収力”に大きく関係しているのです。

◆「読める」ことで、自信がつく

そしてもう一つ、大切なことがあります。

「文章が読めるようになると、自信がつく」 ということです。

コクリエ国語教室に通う子どもたちの中には、 「私、頭が良くなったみたい!」と嬉しそうに話す子がいます。

それは、国語の点数だけでなく、 「わかるって嬉しい」という実感が 学習意欲を引き出し、自信へとつながっているのです。

読解力が身につくと、 勉強全体が前向きになり、ぐんと伸びる子が多くなります。

◆国語は「他の教科の土台」

このように、読解力はすべての学びの基盤です。

単に「国語の成績を上げるため」ではなく、 「すべての教科を理解し、人生を前向きに歩むための力」 として、読解力は非常に重要な役割を果たしています。

次回は、「読解力はどう伸ばす?──家庭でできる小さな習慣」についてお話ししていきます。

| 2025年10月27日 | 子どもの国語力を伸ばすために必要な視点, 教育改革と国語力の重要性 |