国語ができないのはなぜ?
2021年03月03日
国語が苦手な子は、どうしたら国語の成績が上がるのか、教えてもらう場がほとんどありません。
何故国語ができないのか、解明している人があまりいないからです。
コクリエ国語メソッドは、黒川葉子が国語指導を続ける中で作り上げてきました、
国語が苦手な子に教えていく中で、生徒を観察し「こうではないかな?」と仮説を立てて、
対策を立て、指導して、という検証を繰り返した中から生み出してきたものです。
中学生から大学受験生まで多くの生徒の様々な「わからない」に向き合い、
うまくいったものだけをメソッド化し、やり続けています。
コクリエ国語メソッドとは?
詳しくは養成講座の中で話しますが、ここでは、コクリエ国語メソッドの概要をお話します。
コクリエ国語メソッドは、心の状態を整える「コンディショニング」と
国語力メソッドの二つからできています。
私は、コクリエ国語メソッドを小学生から高校生に国語を教える中で構築しました。
生徒が問題を解くところを観察し、なぜ答えが違うのかを分析・研究ししたところ
「国語の答えが違うのは、意識が集中していないから」ということに気づきました。
意識が集中していないとは?
今やっていること以外に気が取られている状態です。
例えば、学校で友達ともめた事が気になっていたり、
お腹がすいていたり、体の不調があったり周りがうるさかったり、
部活などで疲れていたり・・・・と、
意識を奪われる何かがあると、途端に集中が途切れ、勉強の出来が悪くなります。
そこで「心の状態を整える」コンディショニングが必要なのです。
意識が集中することを妨げるものを取り除くのです。
国語の要は意識の集中
なぜ、そうなるかというと、
国語以外の教科では、公式を使ったり、以前覚えた知識を思い出したりと、
はっきりとすることがわかっています。
しかし、国語(模試や入試などの国語)では、問題を解くときに、
初めて読む文章をその場で読みます。
難しい文章を読むときには、意識をかなり集中しなければ読めません。
意識の集中が難しい=文章が読めない➡意味が分からない➡理解できないとなり、答えられないのです。
意識は目に見えないので、自分では集中できていないとは気づけません。
いつもと同じようにしているのに、文章がわからないというのは、邪魔者が頭を占領している状態なのです。
邪魔者が何かを突き止め、遠ざける必要があります
その為、指導者は、生徒の様子をよく観察し、適切の対処する必要があります。
国語は、国語の技術のみ教えればいいというわけではないのです。
どう対応したらいいのか?
検証の結果、いくつかの共通の項目と、性格や特性、状況別のオプション項目があります。
これは今も新しい項目が増えたり、アレンジバージョンが出ています。
それらの基本項目を養成講座の中でお話し、養成講座の受講生の方々がご自分の生徒に適用した結果を
フィードバックし、さらに成長させていきます。
「生徒一人一人に、個別の理由がある」と考え、毎回生徒と向き合っています。
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