【第7回】読解が苦手な子の感覚を、大人が体感できる例

もしもあなたが、外国語の契約書を読まされたらどう感じるでしょうか?

なんとなく見たことのある単語もあるけれど、 文の構造がつかめず、意味が頭に入ってこない…… そんなもどかしさを感じるかもしれません。

実はこれが、「国語が苦手な子」が日々感じている感覚に近いのです。

◆「知らない言葉」があるだけで、読み進められない

読解が苦手な子は、文章の中に一つでもわからない言葉があると、 そこで止まってしまいます。

 ・「筆者の主張」がわからない
 ・「比喩」や「抽象的な表現」が理解できない
 ・「問いの意図」が読み取れない

というように、文章全体の構造が見えなくなり、 読み進めることが困難になります。

◆「読めていない」ことに気づいていない子も多い

さらに深刻なのは、 「読めていないことに気づいていない」ケースです。

目で文章を追っているけれど、
 ・内容が頭に入っていない
 ・何が書かれていたか、あとで聞いても説明できない

これは、「読む力」が十分育っていないサインです。

でも、本人に「わからない」と自覚がない場合も多く、 「なんとなく解いてしまう」癖がついている子も少なくありません。

◆読解は「作業」ではなく「対話」

文章を読むとは、 ただ文字を目で追う作業ではありません。

 ・筆者は何を言いたいのか?
 ・なぜこの表現を使ったのか?
 ・この問いは、どこに注目すればいいのか?

と、文章の中で筆者や登場人物と“対話”しながら読み進める必要があります。

その感覚がないまま問題を解いていると、 「読んでも、できるようにならない」状態に陥ってしまうのです。

◆「わからない」が「わかる」に変わる瞬間

コクリエ国語教室では、 子どもたちに「わかるって、こういうことか!」という体験をしてもらうことを大切にしています。

一つひとつ、 ・文章の構造 ・問いの意味 ・選択肢の違い を丁寧にひも解くことで、 読み解く感覚が少しずつ育っていきます。

次回は、読解が苦手な子に必要な「問い方」とは?についてお話します。

| 2025年10月31日 | 子どもの国語力を伸ばすために必要な視点 |