読解力を鍛えるには?

国語が苦手で、文章を読んでも意味がよくわからない・・・
どうしたら、読解力がつくの? 
自分は文章を読んで意味が分かるのだろうか?
そうお悩みのお子さんお母さんも多いでしょう

国語の読解力を鍛えるのはどうしたらいいのか?
本屋さんに行くといろいろな本があります。
研究の為何冊も買いましたが、そもそも読解の苦手な子には難しいものが多いようです。

このブログでも「読解力」についていくつかの記事を書いていますので参考にしてみてください
読解力をつけるには
読解力は学習の基礎力
大学共通テストもカギは読解力

今日は「読解力の鍛え方」をお話します
「読解力」でお困りの方は受験対策の方が多いと思うので、受験での例で考えていきます。
読解力とは、読んで理解する力
読解力がないとは、文章を読んでも理解できないということ

読解力を鍛えるのは
カンタンに対処できることから、奥の深いものまでさまざまなケースがあります。
今日は、奥の深いケースをお話しますね

「読解力がない」を分析

読んで理解できないのはどんな場合があるかというと・・・
①漢字や言葉がわからず、音読ができない
   小学生が大学の教科書を読んだときでしょうか?
   能力がなくて、その文章が読んだ人の理解できる範疇にない場合です。

②音読はできるが書かれた内容の「意味」が分からない
   すべてではなくても、多くの漢字は読め、文章の音読はできる
   しかし、何を言いたいのか、意味がよくわからないという場合です
「読解力がない」とお困りの多くは②でしょう

②をさらに詳しく分けてみると
 ・読んだ文章の中に複数の聞いたことのない言葉、又は意味が明確でない言葉がある。
 ・読んだ文章の「話題」が全く知らないものである。又は難しい。
 ・知らなくはないが、納得のいかない文章である。

なんていうケースがあるのではないでしょうか?

つまり、この場合も理解するのに必要な知識情報が十分ではないのです。

「読解できない」事例1

以前、こんなケースがありました。
まず、「論説文・説明文」の分野のケースです。

その当時高校生を数多く教えていて、高校2年の受講生が2名いました。
二人とも予備校の模試を受けに行ったところでした。
一人目の国語が苦手な理系男子に「模試どうだった?」と聞くと
「簡単でした。できたと思います」
二人目の国語が得意な文系女子に聞くと
「難しかったです、まったくできませんでした」

あれ?おかしい・・・
普段の国語の能力から考えたら逆です。
おかしいな~と思いながら、女子に「どんな文だった?」ときくと
「考古学について書かれた文章で、何が書かれているのかよくわかりませんでした」と
後日男子生徒と話していたら、彼は考古学が好きで、とても詳しいのだそうです。

なるほど~~!
そうなんです。
文章の話題について予備知識があると文章の意味がよくわかる。
逆に予備知識がない分野については、音読的な読みはできても、理解が進まないのです。

もうひとつ こちらは中学受験用の物語文の例です
小学4年の男子。中学受験を目指し勉強中
ある物語文を解いたのですが、肝心の「登場人物の感情」がわからないと・・・
その物語はある女の子が、別の女の子に嫉妬して、その子の大切なものを隠して
大騒ぎになるというストーリー
ある女の子の感情を問う問題に答えることが出来なかったので、
いろいろ質問しながら解説していくと・・・
「どうしてそんな意地悪するの?」と
聞いてみると、どうやら彼には「嫉妬」という感情がない
今まで一度も嫉妬を感じたことがないのです。

これは中学受験生の男の子によくある現象です。
今まで感じたことのない、想像したこともない感情
それは、答えられませんね。
自分の体験や、見聞きしたことがないことは、想像すらできないのです。

読解力がないと一言に行っても、いろんなケースがあります
一般論ではなく、ひとりひとり違うことが多いのです
一つ一つのケースに丁寧に向き合って、一つ一つ解決していきます

それをまとめて集大成したのが「コクリエメソッド」です。
この方法で「読み方」を学ぶと、短期間に国語の力がつく生徒が多数います。
この方法はシンプルで、繰り返しトレーニングすることで身に付きます。

具体的に「読解力を鍛えるには」

コクリエ国語教室では指導者が、生徒のテストの解答を見て、
何がどうなって間違えたのかを分析して、必要な対策を練っていきます。
一言で言うと「間違った自分の解答から学ぶ」ことが重要です
間違った問題から、自分の弱い所を知り、それを指導者が補完する形で行います。
もちろん国語は同じ問題は二度と出ないので、応用の利く形で学ぶ必要があります。
もちろん生徒自身でも対処可能ですが、経験のある指導者がサポートした方が確実に成果が出ます。
自分のできなかった問題を自分で分析するには、かなりの経験や能力が必要です。

「読解力がない」とお困りの方は多数いらっしゃるので、指導者大募集中です。
指導者養成講座はオンライン動画での講座を準備中。7月13日に開催します

お申し込みお問い合わせお待ちしております

 

 

 

| 2021年03月26日 | 未分類 |