【第3回】なぜ今、国語ができない子が増えているのか?
2025年10月19日
「うちの子、国語だけがなかなか伸びなくて……」 「読解問題になると、急に手が止まるんです」
そうお悩みの保護者の方や先生が、年々増えているように感じます。 では、なぜ今、国語が「わからない」「できない」と感じる子が増えているのでしょうか?
◆学校で教えているのに、できるようにならない?
国語は、小学校から高校まで必ず授業があります。 しかし、その「授業の内容」が、子どもたちにとって本当に“理解につながるもの”になっているでしょうか?
実は、国語は他の教科と違って「わかりやすい公式」がありません。 数学なら、公式を覚えて練習すればある程度解けるようになります。
でも、国語の読解問題では、
・どの部分を読めばいいのか?
・どう考えれば答えにたどり着くのか? という
“読み方そのもの”がわからないまま進んでしまう子が多いのです。
◆「なんとなく読める」ことと「ちゃんと読める」ことは違う
国語に苦手意識を持つ子どもたちは、実は「読むこと」はできています。 でも、それは「なんとなく目で追っているだけ」であって、 筆者が何を伝えたかったのか、問いに何を答えればいいのかまで把握できていないことが多いのです。
これはちょうど、大人が保険の約款を読んでいるときの感覚に似ています。 「書いてあることは目に入っているけれど、意味が入ってこない」 そんな感覚、ありませんか?
読解が苦手な子どもたちも、まさにそんな状態で問題に向かっているのです。
◆「できてしまう先生」には、見えない苦手の壁
ここに、もう一つの問題があります。
実は、国語の先生も、国語が得意だった人たちです。
つまり、「できてしまう」側にいた人たち。 そうすると、「どうしてこの子は読めないのか?」「なぜ答えがズレるのか?」が見えにくくなります。
国語ができない子は、
・問いの意図が読み取れない
・選択肢の細かな違いに気づけない
・文章全体の流れを追えていない
など、いくつかの壁にぶつかっています。
でもそれを、 「もっとよく読んでごらん」 「何度も読めばわかるよ」 といった声がけだけで乗り越えるのは、なかなか難しいのです。
◆苦手な子に必要なのは、「橋をかけてくれる人」
コクリエ国語メソッドでは、 「できない子ども」と「できてしまう先生」の間にあるギャップを“橋”でつなぐ指導をしています。
・どこでつまずいているのか?
・どんな言葉の理解が曖昧なのか?
・どう問いにアプローチすればよいのか?
この“橋をかける視点”を持つことで、子どもたちは「できない」が「できる」に変わっていきます。
国語が苦手な子が増えているのは、子どもたちの能力の問題ではありません。 「橋のかけ方」が伝わっていないだけなのです。
次回は、「読解力がないと、なぜすべての教科が苦手になるのか?」というテーマでお話しします。
| 2025年10月19日 | 教育改革と国語力の重要性 |


