大学に入れない!入試改革の前に、大激震

2018.05.18 Fri

今年の大学入試は、大衝撃だった

受験生はもちろん、長年受験に関わってきた塾の先生たちにとって、説明のつかない結果だった。

 

私立大学に、入れない

滑り止めのつもりの受験校でも、どんどん落ちてしまう

一体何が起こっているのか?

 

答えは、、、

国の、私立大学向け、私学助成金の交付基準が厳しくなっているのだ。

 

どういうことかというと、文部科学省が入学定員を超過した私立大学に支払う交付基準を、定員の1.2倍から順次減らしており、今年度は1.1倍になった。

基準を超えると、助成金は全額カットとなる。助成金は私立大学の収入の1割程度となっているそうだ。

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では、なぜ定員を超えて合格させるのか?

 

大学受験では、1人が国公立、私立大学を含めて、数多くの大学、学部を受験する。

当然進学できる学部は一つなので、もし受かっても、一つを残して辞退する。

どれくらいの辞退が出るのかは、複雑で予想は難しい。

上位校が合格者を減らせば、その下のランクの学校に流れる。それがどの程度なのかは、開けて見ないとわからない。

 

各大学、学部はあらゆる予想をして、合格人数を決めるが、実際に入学してくれるかどうかはわからない。

 

助成金を逃すわけにはいかないので、合格者をできるだけ絞ることにする。早稲田大学は2年連続で2千人づつ減らしている。関西では立命館大学が今年3千人以上、関西学院が2500人程度、南山大学も2千人、愛知学院も1200人減らしている。

 

つまり、大学受験の合格予想が立てにくいのだ。

 

また、各校とも、一般入試の合格者を減らし、AOや推薦入試の合格者を半分程度まで増やしてきている。

入るかどうかわからない一般入試より、入学確実で早期に決まるAOや推薦入試をとった方が安心できるからかか、。

 

また、これとは別に、人気のある東京23区の大学は今後定員増や学部増がしばらくできなくなる法案が出されている。

 

大学入試、お父様お母様方の時代の常識は、非常識になりつつあるのだ。

 

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| 2018.05.18 17:11 | 2020年度新大学入試, 大学受験, 社会問題と国語 |

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