ARTは国語‼︎ byタモリ〜西野あきひろトークショー名古屋
「魔法のコンパス」で大ファンになった西野あきひろさんの名古屋で開催されたトークショーに行ってきました。
話の面白さ、頭の回転の速さは、プロに失礼ですが、さすがです‼︎
お話の多くは魔法のコンパスの中からでしたが、
絵本を書くきっかけ、タモリさんとのやりとりの中で、興味深いお話が聞けました。
タモリさんが、テレビに出なくなった西野さんに「絵本を描いて見ないか?」と言ったのですが、なぜ西野さんに勧めたのか?
世の中に出ている絵本が子供をバカにしている
面白くない、と言うのが二人の動機
西野さんは絵を描いたことがないにもかかわらず、西野さんに、絵を描けとタモリさんが言った理由
それは、「ARTは国語だから!」
意味がわかりませんよね?
この場合の国語とは、わかりやすくきちんと説明する力
タモリは、わかりやすくきちんと説明する力が、西野さんにあると思ったので、絵本、ARTを勧めたのです。
なるほど〜
目からウロコですね!
ARTは、説明しないもの、わかりやすくはないもの
というイメージです。
難解にしてこそナンボ、、みたいな
タモリさんが言ったのが、
「ARTは国語」
えんとつまちのプペルも、この発想から始まったのですね!
わかりにくいものをいかにわかりやすく説明することが出来るか?
漫才などの話芸もまさにそうですよね!
国語の力、ただのテスト対策や、難解な文法ではなく、応用範囲が広いのです
| 2017.02.25 17:23 | おすすめの本, コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 考える力をつけるには? |
読書は国語力アップに効果があるか?
読書はどんな効果があるか?
読書好きな人にしてみれば、本を読む事は楽しい趣味の範囲なので
「どんな効果があるか」などあまり気にならないかもしれませんね
お子さんの教育に興味のある方は、
「勉強が出来るようになるには本を読む事が必要なんですよね」
と読書の効用に興味がおありだと思います。
特に国語は、読書神話があり、「読書をすればいい国語力が上がる」と信じている方も多いようです。
昨日の記事にも書いたように、読書が効果的かどうかは、「自主的に、楽しんで読んでいるかどうか」にかかっていると思います。
が、やはり、様々な子を見ていると、結果的に読書が国語の成績またはテストの点数に良い効果がある事は否めません。
今日はその辺りをお話ししますね
1.読書が好きな人は、読むスピードが早い
あらゆるテストは、時間内に問題を解く必要があります。
制限時間内に全ての問題を読んで解かなければなりません。「もうちょっと時間があったらな」は通用しないのです
読む時間が短ければ、当然考えたり解いたりする時間が増えます。
ということは、文章を読むスピードが早いことは、テストにおいて大きなアドバンテージです。
特に中学入試、大学入試の国語のテストでは、長い問題文を読むだけで、大半の時間を使ってしまう子が多いのです。早い子と遅い子では、2倍の差は軽くあります。
読書好きは、文字に慣れているので、目の動きも早く、内容も正確に読み取る事が出来る子が多いです。
これだけでも、大きなメリットです。
2.読書により色々な知識を得る、語彙力がつく
本は、世界中の、昔からの全ての知恵を集めたものと言えます。
歴史上の偉大な人物が書物を残していたら、直接その人の話を本を通して知る事が出来るのです。
ほんの数百円千円ちょっとの金額で得られるとてもコスパの良い情報源です。
小説やエッセイ、論説など、多岐にわたる書物から得た知識の集積を、昇華して知恵にする事ができます。
また、得られる知識の一つが、新しい言葉。
本を読めば今まで知らなかった新しい言葉のいくつかに出会うでしょう。こうして国語の基礎である、語彙力が文脈の中で自然に身につきます。
3.本は珍しい体験を味わわせてくれる
一番大切なことは、人の受け売りではなく、自分で体験することだと思います。
しかし、人生において、時間もお金も限りがあります。本を書く人は基本的に、変わった体験や、意見などを書いています。、出版社が人に読んでもらう価値があると判断した内容であるはずです。
私たちは本を読むことで、その人の体験を疑似体験する事が出来るのです。
4.なぜ、2や3が大切なのか?
国語のテストに絞って考えると、私たちは「知らないことに関する文章は読みにくい」という特徴があります。
知らないことはわからないのです。
自分が体験したこと以外でも、本を通して様々な知識を知っていれば、国語のテスト問題を読解する助けになります。
以上、学習という狭い範囲に絞っても、これだけのわかりやすい効果があります。
もちろん「教養」という、わかりにくいけど、とても大切なことに、読書が果たす役割は、大きなものがあります。
| 2017.02.20 17:07 | おすすめの本, コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 中学受験, 大学受験 |
読書が大事?いえ、まずは良い〇〇
子役の芦田愛菜ちゃんが、偏差値70以上の難関中学に、6ヶ月の準備期間で合格した事が大きな話題になっていますね。
週刊誌に、「芦田愛菜が低学年で年300冊の読書をしていた」というニュースが出ていました。
良く色々な方から「国語を上げるには読書をするといいのですよね」などとご質問を頂きます。
正直、ちょっと悩みます。読書すれば成績が上がるという単純な話ではないと考えます。
いくらたくさんの本に目を通しても、本人が興味を持って自主的に読んでいないのであれば、嫌々読んで本嫌いになるのであれば逆効果です。
芦田愛菜ちゃんのご両親は、愛菜ちゃんが何か聞くと、本を与えたそうです。答えを簡単に教えてもらうのでなく、自分で本を読んで知るという習慣をつけたのですね。素晴らしいと思います。
愛菜ちゃんは言っています
《小さい頃から両親がたくさん本を選んできてくれたので、読書はすごく身近な存在でした。歯みがきとか、お風呂とかと同じような感じ》
そうなんです。
学びの基礎は、「良い習慣を身に付ける事」なのです。
本を読むのも
時間を意識して、学習することも
タイムマネジメントすることも
知的好奇心を育てるのも
全て「良い習慣」
それを、歯磨きやお風呂に入る事のように当たり前にしていた。
この基礎が整ってから、良い教材や良い塾、良い先生が生きてくるのです、
まずは、小さい時に良い習慣を身につけること
歯磨きやお風呂に入るように当たり前に本を読んでいた良い習慣が、イザという時に役に立ったというのは、言うまでもありません。
もちろん読書はとても役に立つものです。
その効用については、また別の記事で‼︎
| 2017.02.19 17:44 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 中学受験, 考える力をつけるには? |