子どもたちと一緒に季節を感じる

2017.09.26 Tue

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昨日、どこからともなく、金木犀の香りが漂ってきました。

今日は近所の田んぼで稲刈りが始まり、稲を刻んだ青臭い香り、新しい畳の香りが漂っていました。

秋が深まっていますね。

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皆さんは、今年、どんな秋を見つけましたか?

 

昨日、小学生の授業で「手紙を書く」をやって見ました。

日曜日にお話を聞いたひきたさんのお手紙教室を真似て。

その中で「季節の挨拶を入れる」というのがあり、とてもいいなぁと思ったのです。

 

季節の挨拶を入れようと思うと、この本文の最初のように、

日常生活から季節感を自分で感じる必要がありますね。

季節の変化にどうやって気づくか?

それも教育だと思うのです。

私たちは、お父さんやお母さんおばあちゃんたちの

「あ、金木犀だね。秋だね」とか

「この香りは、稲刈りが始まったね。いよいよ収穫の秋だね」

なんて会話を聞いて、頭の片隅にインプットします。

あの甘い匂いが金木犀という花の匂いで、秋に咲くことは、誰か知っている大人が

それを幸せそうに話題にしてそうなんだと認識できるのです。

それは、日常生活で得る、生活のなかで得る生きた知識

これは、身につきます。

 

虫好きなら虫から、お花好きなら花から、お月見など季節の行事を

いつも家族で楽しむということでもいいですね。

 

私たちは、五感で様々なものを感じていますが、それを意識するのは

そのうちの一部だけです。

自分にとって意味のあるもの、価値を置くものだけを選択的に意識に上げ、

あとの情報は捨て去ります。

だから、感性を育むにもこのような教育が必要だと思うのです。

 

メールや、Lineで用事や情報のみを伝えることが多い今、

情緒や気持ちを大切にするには、こんな日常のさりげない会話が

大事ではないかなぁ?と思います。

教育でも頭の知識だけでなく「感じることが大切」と言われます。

自分の意見を持ったり、選択するには、感じる能力が大切だったりします。

感じることを親子一緒に始めませんか?

新しい教育制度で重要とされる、考える力、それを具体的に現す

作文、意見文、小論文も、自分の意見にプラスαの感性が乗っていて初めて

その人らしいとてもいい文章になります。

 

 

 

昨日教えていた子は都会に住んでいるので、私のように季節を感じる

自然が身近にないようです、そんな場合はお花を買ってくるとか、

スーパーで買い物する時にこれはこの季節なんだよなんて話してはいかがでしょう?

または、季節を感じに、休みの日は少し郊外まで 脚を伸ばすとが。

 

あなたの秋はどんな秋ですか?

どんな香り、どんな味、どんな音に秋を感じますか?

それを教えてくれたのは誰でしょう?

| 2017.09.26 16:44 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 中学受験 |

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