読書感想文のススメ〜想いを言葉にするチャンス
「すごい‼︎読書感想文教室」は、今年も沢山のお申し込みをいただいております。
知人、友人から感想文教室の依頼を受け開催することもあります。
そんななか、なかなか予想通りに応募がないことがあります。
「何かやりづらいことある?」と聞くと、「読書感想文と自由研究の選択だと、
子供が自由研究を選ぶ。お母さんは読書感想文かかせたいんだけどね、、、」と
お母様方という話すと、「読書感想文が始まると、家の中でバトルが、、、」
と言われることが度々、、、
そんな体験を一度でもすると、お子さんは
「読書感想文(作文)なんて大嫌い」となってしまいますね
先日、読書感想文教室をしていて思ったのは、
みんな、思いは胸にあるんだけど、それを言葉にする所が難しいということ。
言葉にならない言葉や思いと向き合って、それを言葉にできた時、
誰もが目を輝かすということ。
想いを言葉にすることは、嬉しいことなんだって言うこと。
丁寧に聴きだすと、素敵な言葉がココロに詰まっている。
ただ、それを引き出すのに必要なのは、「相互信頼」だったり、
「大丈夫、言葉にできるよ」という引き出す側の経験だったりする。
読書感想文は、その、想いを言葉にするとても良い機会なのに、
前の嫌な経験から、せっかくのチャンスを潰してしまっているのは、
勿体無いなぁ
先日小学校一年生の子たちが、嬉々として文章を綴っているのを見て、
マイナスの思い込みがないと、こんなにスムーズなんだ、
と、子供の持つ可能性に感動した
家でない場所で、逃げ場がないのも、やり切る為に良い環境。
頭をフル回転させて、ヘロヘロになる経験が、考える力を鍛えていくんだと、
子供たちのやりきった顔をみて、思った。
読書感想文を書くことは、自分の限界に挑戦して、
想いを言葉にするチャンスだ。
「嫌だなぁ」と言いながら、重い体と頭を引きずってきた子も
始まってみれば、夢中で考え、書き始める。
食わず嫌い、ならぬ書かず嫌いが多いんだよなぁ。
自分の中に埋もれている素敵だ言葉たちに
自分の中に潜んでいる天才に出会えないのは、勿体無いない‼︎
| 2017.07.27 18:35 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 考える力をつけるには? |