中学受験は、子供を成長させる
名古屋地区の中学受験が終わりました。
嬉しいことに、すべての生徒が無事合格!
中学受験は、小学4年生からまだ幼い子が毎日多くのことを学ぶので、過酷です。
十分遊ぶ時期に、かわいそうだという人もいます。
でも、価値観は人それぞれ・・・・
脳だけでなく、精神的な成長も大きいのです
先日、今年受験した子のお母さまから話を聞きました
彼は、惜しくも第一志望に届かず、第二志望校に進学を決めました。
第一志望校の受験当日、彼は彼なりに手ごたえを感じ、合格発表を心待ちにしていました。不合格の通知と受け取った当日は、口も利かず落ち込んでいた様子だったそうです。
翌日、彼はお母さんにこう言ったそうです
「4年生から、ずっと塾の送り迎えや、色んなことをしてもらったのに合格できずにごめんなさい」
私は彼を4年生の時からずっと見てきているので、彼の成長ぶりに感動しました。
どちらかというと、失敗などをあまり受け入れないタイプ。
ポジティブと言えばポジティブですが、正面から失敗を受け入れ出直すというのは苦手な子だと思っていました。
それが、この感謝の言葉です。
自分が合格できなかったことで、お母さんに申し訳ないと思う気持ちを、しっかりお母さんに伝えました。
思春期に入り始め、テレもある時期なのに、きちんと言葉にして伝えています。
お母さんがしてきてくれたことに、心から感謝していること。
本人が誰よりつらいのに、お母さんを思いやる心が育っていること。
本当に感動しました
中学受験は、過酷ですが、過酷だからこそ成長します。
合格だけでなく、思い通りでないことから学ぶことも多いのだな、と、思いました
彼は、もう6年後の大学受験に目が向いています。
入学する学校で、トップクラスを維持し、大学受験こそ、志望校に合格すると・・・・
本当に頼もしいです
君の未来に、光あれ!!
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| 2020.02.13 10:58 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 中学受験 |
大学生だってOKです
今日、大学3年生が体験授業に来てくれました
コクリエでは大学生は初めてです。(再受験の子はいたけど)
国公立大学の3年生で、教員採用試験対策の現代文をやりたいと。
センターは何とか他の教科でカバーしたけど、
現役時代に予備校でテクニックを学んで、乗り切ったけど、
文章を読んでも、納得感がない。
これでいいのか・・・・と。
この図で言うと、根っこに栄養与えずに、
花を咲かせ、身をならせることなく
偽物の果実をつけて、ごまかした感が・・・
でも、小中時代は、国語が大好きだったんだそう。
テストもよく、楽しかったと。
高校生になると、急に文章が抽象的になり、内容も全く理解できない
難解なものになります。
しっかりした読み方答え方を身につけないまま、
なんとなくでも中学までは乗り切れます。
高校になって、急にわからなくなった、というのは、
本当の国語の力を身につけてこなかった証拠です
今までは、大学受験生までと言っていましたが、
大学生も何の問題もありません。
現代文を学びたい方は、どうぞコクリエ国語教室へ!
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| 2020.01.28 17:53 | コクリエ国語教室について |
中学受験 続々結果が・・
名古屋地区では、先週あたりから本格的な受験シーズンです。
土曜日に受験し、火曜日あたりに発表が多いようです。
嬉しい報告が届いています
来週は東海と滝が土日と続きます
もうひと頑張り!
応援しています
| 2020.01.28 17:43 | 中学受験 |
新聞に取り上げてもらいました〜コクリエ 国語メソッド指導者養成講座説明会
コクリエ 国語メソッド指導者養成講座の説明会が、近づいてまいりました
おかげさまで、ほぼ満席になりました。
私がお声がけした方だけでなく、メルマガやライン公式アカウントからのお申し込みをいただき、心から嬉しく思います
さて、この度この説明会のことを新聞に取材いただき、掲載していただきました。
新聞記者さんは、さすが、とてもわかりやすく簡潔にまとめていただきました。
ライティング力のお手本ですね
あと数席用意できます
よろしければ
養成講座https://cocurie.jp/course/
| 2020.01.19 14:28 | コクリエ国語メソッド講師養成講座, コクリエ国語メソッド講師養成講座説明会, 相談会・説明会・イベント案内 |
国語ができない子たちに起こっていること(PISA調査に思う)
読解力がない、PISAの読解力が15位なったと騒がれています。
中学生のほとんどが塾に行き、私が子どものころに比べて、勉強にかける時間が多い子がほとんどではないでしょうか?
中学生の教科書を見ると、それほど難しくなっているとは思えないのですが・・・
このような記事がありました。
かなり重要でショッキングなことが書かれていますので、読んでみてください。
ノートを取れない子供たち
ノートを取れない子供たち
https://www.businessinsider.jp/post-204493?fbclid=IwAR2ki8H3iCFxwsogqaSNJtztwS2rauMurMABHysRvJpWMzW7x55wIuHf8_w
引用
① 実は、今の子どもの多くが、中学生になってもノートが取れません。ノートの取り方自体がわからない。成績下位の生徒だけでなく、中の上の生徒でもそうなんです。板書を写させると、写すことに「認知負荷」がかかりすぎるので、先生の話が聞けなくなります。板書に認知負荷が全て持っていかれてしまい、先生の話が聞けない状態なのです。本来ならば小学校3、4年生くらいまでに、先生の話を聞きながらノートが取れるようになってほしいのですが、それが難しい状況になっています。
②今の子どもたちは手先が不器用なんです。手先を細かくコントロールしなければならないタスクが家庭内で減っています。そのまま小学校に入学してくると、雑巾を絞れない、トイレでお尻を上手に拭けない。その状態では字をマスの中に書けない、定規で線を引こうとしても定規が斜めになってしまって上手く線を引けない。だから「ノートに定規で線を引いて」と指示すると、全員が書き終わるまでに何分もかかってしまう。
③私たち世代(40代以上)は主に家庭の会話とテレビとラジオから語彙を獲得してきました。 (中略)常識による推論、という共通認識を持つことがとても難しい時代になっています。
④核家族では、会話をする大人も限られる。新聞もとっていない、カレンダーやアナログ時計もない家庭も多いです。小学校に入るまで数字も字も見たことがない、1週間が何日かを知らない、という子どもも増えています。キャッシュレスが進めばお釣りの計算もできなくなる。便利になることが、子どもたちの自然に学ぶ機会の損失になることを、私たちは考えてこなかったんですよね。
世の中は、私が子どものころに比べて、各段に便利になりました。
人が体や手や頭を使わなくても、出来ることがどんどん増えています。
それはとても好ましく、素晴らしいことです。
しかし、体や脳や手足を成長させている家庭の子供たちにとって、同じように体や脳や手足を使わずに便利に暮らすことは、本当にいいことなのでしょうか?
国語は、日本語力です。
だから、日常生活での頭の使い方が、国語に大きな影響を持ちます。
国語を指導していて、家での生活や会話や体験が国語の理解力とリンクすることを実感しています。
パソコンやスマホ、親切な学習ツールやドリル、タブレットでの楽しい学習
これらは、脳を育成している過程の子どもたちには、マイナスに働くのではないかと考えます。
ある程度脳の発育ができている子には、便利で効果的な学習になるとは思いますが・・・
上記記事の①は、親切すぎるドリルやわかりやすい塾の指導の弊害でもあると思います。脳を使うのは疲れるので、誰でも使わずに済めば使いたくありません。
板書を写すのが遅い子に合わせていたら授業が進まないから、プリントを配るようにすれば、面倒なノート写しはいらないですから・・・
教育産業ですらサービス業と化し、ファミレスのように過剰なサービスをすれば、学習ツールが脳の代わりに成長するだけです。
受動的な学習姿勢
子どもたちの指導をしていて、これが、学力低下の大きなカギだと思っています 。
誰かがサービスしてくれる(何とかしてくれる)
言われたことをこなせばいい
教えてもらってないからわからない
「わからないから、わかるようにしてよ」
そんな受け身な態度で学習しているようでは、伸びません。
これは、子どもたちのせいではないと思います。
ゲームにしろ、動画にしろ、世の中が「消費者」として、子どもたちにもサービスしすぎているので、勉強も当然サービスしてもらえるものだと、受動的態度になるのです。
自発的に物事に取り組んだり、与えられたものに疑問を抱き、調べたり考えたりする子がどれほどいるでしょう?
最初にPISAの読解力が15位と低下したと話しました。
日本人が特にできなかった問題は、
「文章を本当にそうかどうか疑いながら批判的に読む問題」だったそうです。
日本の学生は、基本的に疑うことを教えられていません。
教科書や印刷物に書いてあれば、「その通りだ」と受け入れる事しか教えられていません。
授業中に「この教科書の記述おかしくないですか」と言おうものなら、先生に何と言われるか・・・・
PISAの読解力の順位が悪いのは、日本の教育と、PISAのテスト内容が異なるからだと考えます。
批判的に考える力(ラテラルシンキング)は、重要なことなので、今後国語教育でもしっかり扱ってほしいと思います。
読解力不足は社会の問題
結局、何が言いたいかというと、
「読解力がない」のは、子どもの個人的な問題だけではないということです。
家庭や日常での会話や文字との接触が少ない
学校の国語のカリキュラム
本を読む以外に楽しいことがありすぎる
世の中が便利になりすぎている
等々・・・・
様々な要因により
頭を使わなくても便利に暮らせるから
文字を読むという大変なことを普段していないから
というのも、大きな要因だと思っています
コクリエ国語教室では、
国語教材を使って、脳をフルに使うことを毎回行います。
学習というより、トレーニングです。
それってなに?とご興味を持っていただけたら、お問い合わせください。
1月以降席に余裕ができます。
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| 2020.01.03 18:19 | つれづれ思うこと, コクリエ国語教室について, コクリエ流国語のお悩み&お困りのツボ, 国語の成績を上げたい, 社会問題と国語, 考える力をつけるには?, 読む力/読解力をつけたい, 読解力/リーディングスキルについて |