2020新大学入試 国語 分析 しました。
2020年から始まる新しい大学入試の記述式問題のモデル問題が
発表されました。
2020年から、今の中学3年生が受ける大学入試から、センター試験に変わり、始まる統一テスト。数学と国語で、記述問題が出るというのが、大きな変更点だ。
新しい試験は「大学入学共通テスト」と改称されたようだ。
まだ、仮称だが。
詳しくは、こちらの記事から
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDG15HBI_W7A510C1MM0000/
その中の国語の問題について、感想と意見を書く。
まず、驚くべき質的変化といえる。
あまりにも、あまりにも、実用的な内容だ。
現代文の問題というより、外国人向けの日本語検定などで
出るのでは?というような、生活に密着した実用的な内容になっている。
今回のモデル問題には2問掲載されている。
1問目は、ある説明会からかえってきた父と、娘の会話と資料の一部から、互いの主張を区別し、意見を想定して説明するというもの。
もう1問は、契約書類を読み、事案について契約の条文から、根拠となる部分を答えるなど、だ。
んー、実用国語という意味では、必要な内容で、実際に生徒たちに必要な能力を養うものかもしれない
しかし、ちょっと勉強したら、これができない日本人はいないのではないか?
大学入試として、この問題でいいのか?入試という事を考えて、テストの合否に結びつく差異が現れるか?は、大いに疑問の残るところだ。
アカデミックな大学というより実用的な専門学校の入試だろうか?
大学入試センターは、受験者を日本人向けではなく、外国人向けに絞ったのか?と言いたい変更である。
添付の記事から、問題を参照できる
是非目を通してみて下さい。
| 2017.05.23 10:44 | 2020年度新大学入試, コクリエ国語教室からのお知らせ, 大学受験, 社会問題と国語 |
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| 2017.05.22 10:33 | コクリエ国語教室からのお知らせ, 相談会・説明会・イベント案内 |
親子の気持のすれ違い
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
中高生の皆さんは、お休みが終わるとソロソロ定期テストの準備期間ですね。
さて、今日は本屋さんで興味深い場面に出会いました。
小学校4〜5年生位の女の子とお母さんが、スーパーの中の本屋さんの参考車コーナーにやってきました。
お母さんが
「あなた、アレやめたのだから、問題集買ってやらなきゃ、、、」と問題集を探しながら言っています
娘は「塾でやってるから、大丈夫だってば!そんなこと言ったって、塾の問題集と学校と、アレとコレと(何か義務としてやっている活動のよう)で、全く時間がないから、出来ない。」
お母さん
「だって、アレやめたでしょ。そのぶん時間できたし、問題数足りないでしょ。やめたんだから、、、」
(何をやめたかはわからずですが、ベネッセみたいな通信教育かな?)
娘「そんなこと言ったって、大丈夫だから、、、」
(多少感情的にいっぱいいっぱいな感じ)
非常に興味深い。よくありがちなワンシーン
お母さんは成績が下がったとかの「事実」ではなく、
自分が漠然と感じている「不安」に基づいて、
娘が「大丈夫だから」と言っているのに、信用しようとせずに、
自分の安心のために問題集を買うという自分の意見を押し付ける。
そもそも、解く問題の数の違いが成績に直結すると言うのはお母さんの仮説。なんでもいいからその辺に売っている問題集をたくさんとけばいいわけではない。
この繰り返しが、親子の不信感を作るんだろうなぁ、、と。
「大丈夫だって言っているのに、何故私を信じてくれないの?」
娘さんの言葉に出来ない心の声が聞こえてきたように感じました。
そんなに珍しいことない親子の日常の風景だと思うが、お母さんが、自分自身と向き合うこと、不安を何かだ誤魔化しているのかも、と気づくことが必要なのかな?と。
こんなことの積み重ねが、親子の気持ちのすれ違い、互いの不信感を育ててしまうのかも。
そして、思春期になった時、これらの積み重ねが爆発する、、、。
何故?と爆発前後の事だけ考えても手遅れなのです。
このような不信感の積み重ねが長年積み重なった結果であり、子供本人も何故爆発したのかは理解できていないと思います。
| 2017.05.07 15:41 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |