実際に何が中一ギャップなのか?
2015.12.07 Mon
頭が良くなる国語塾 コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。
金曜日の中1ギャップの記事には、たくさんの反響を頂きました。
中学に上がる時は、初めてのひとりで立ち向かうギャップなので、ナイーブになりがちです。そういうものがあるんだ、と認識していただくことで、対応もしやすくなります。
今回は学習の面で、どんなギャップなのかお話ししますね。
小学校と中学校では、出題される問題の質が大きく違うのです。
テレビのクイズに例えると、小学校の問題は「首都といえば、、、」と問題が始まったら、「東京」が答えになるようなシンプルな出題です。
ところが中学に上がると、「首都といえば、、、」で始まってもその後で話が変わり答えは東京ではなくなるのです。フライングで、不正解ですね。
問題そのものの質が変わるので、きちんと問題を読んでいなかったり、第一印象でパッと捉えて答えてしまい、バツになってしまいます。
中学校のテストでは、注意深く問題を読み、どんな可能性があるかまで先読みし、答える必要性が出てきます。そのためには入念な準備や知識と、集中力と、注意深さが必要になります。
小学校で成績の良かった早熟なタイプの子は、今までのやり方通りに早とちりで答えてしまったり、読んでいたとしても第一印象で答えを頭の中で決めてしまい、不注意になり間違ってしまうタイプがよくいます。
小学校までの経験は生かされないと肝に銘じて下さい。
とにかく注意深く読むこと、読解力をつけることが、重要です。
私はテスト対策とは、チェック機能を働かせること、が一つのポイントだと考えています。
これは、高校に入ってからのギャップにも言えます。
中学までは、基本的にどんな子も同じ教科書ですが、高校は、成績によりレベル分けされ、高レベルの学校で使われる教科書は、難しくなります。
私自身も、高校に入って、そのギャップに驚き、世の中には頭のいい人が多いものだ、と、すっかりあきらめムードになりました。
ここでも、難易度の高い教科書を読みこなす読解力が助けになります。
コクリエ国語教室
お問い合わせ:080-4525-0709 黒川
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| 2015.12.07 11:13 | コクリエで学ぶこと |
中1ギャップって知ってますか?
2015.12.04 Fri
頭が良くなる国語塾 コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。
中1ギャップって知ってますか?
塾の経営者仲間では、よく話題になります。
中学に入ると様々な面で変化があらわれます。それに対応出来ない為に、生徒にいろんな形でトラブルが生じています。
中1ギャップとは、この本の定義によると、以下の通りです。
「中学に入学した一年生が、大きな段差や壁を感じ取り、中学校生活に溶け込めない状態をいう」
大きな壁や段差は、あらゆる分野に渡ります。
小学校とは大きく違う中学校の生活、教科ごとに先生が変わること、部活など忙しい生活、定期テストなどが大きな変化です。
そのあまりの大きな変化について行けず、勉強がわからなくなったり、自信をなくしたり、友人作りがうまくいかないケースがあります。
また、思春期の始まらる時期でもあり、何かと悩みや自意識がデリケートな時期。ちょっとしたことが原因で、ナイーブになったりします。
その中でも、気をつけたいのが、勉強のギャップ
勉強が全てではありませんが、学校生活の中で勉強している時間は非常に長く、大きな影響を持っています。
定期テストという慣れない習慣についていけない場合もあります。
小学校高学年の子のお母様に一つだけいつもお願いすることがあります。
それは、小学生の間に勉強習慣をつけること。
学校から帰ったら、宿題があってもなくても一定時間机の前に座って勉強する習慣をつけてあげてください。
小学校時代は授業を聞いているだけで、まあまあいい点数が取れますが、中学になったら、ワークの提出物があるなど、家で一定時間勉強する必要があります。
また、ある程度の家での勉強が必須になります。
これが、何度誰に言ってもなかなか実行されません。目の前で困ったできごとが起こらないと、習慣は変わらないものです。
そして、中学生になってしばらくしてお問い合わせのある方は、必ず「小学校の時は成績良かったのに、急に、、、」と相談されます。
中1ギャップ、勉強でつまづくと、自信をなくす大きな原因になりがちです。
ぜひ、小学生のみなさん、今から家庭学習を習慣化してくださいね!
中1ギャップについては、まだまだお話したい事があります。
また、時々この話題で投稿しますね。
ご相談のある方、お気軽にどうぞ
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| 2015.12.04 22:13 | おすすめの本, コクリエ国語教室について |
手のひらケアで脳をケアする
2015.12.02 Wed
頭が良くなる国語塾 コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。
京都では、龍村式指ヨガの年に一度の大会で研修を受けてきました。
会場は京都の北比叡山の麓で名残の紅葉が鮮やかでした
私たちが身体の感覚を感じるのは、脳の対応箇所に反応があるからです。その反応箇所に、手の各部分が対応していて、そこをマッサージしたり触ることで身体の各箇所にアプローチできる、というものです。
セルフケアとして、自分で自分の手をケアすることもできますし、人の手をケアするペアハンドヒーリングもあります。
私はストレスを感じる受験生のために、自分自身でケアする方法を教えたり、お母様に、我が子の手をマッサージしてサポートすることを伝えたりしています。
全国大会では、福祉、医療、企業、教育など様々な分野で、指ヨガを使っている事例発表があり、とても、参考になりました。
特に教育では、不登校など心のケアが必要な場面で、手と手を触れ合う事で伝わる何かがある、という事例が気になりました。
12月13日から15日に名鉄百貨店7階エレベーター前でいいもんぱーくに出展します。
今回は指ヨガ体験をしていただきます。
お時間のある方は是非顔を見せてください。11時から17時毎日います
| 2015.12.02 22:11 | 相談会・説明会・イベント案内, 良かった出会い・セミナー |
「龍村」2~技術の源はは全て織り機から
2015.12.02 Wed
頭が良くなる国語塾 コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。
龍村の工房では、興味深い話をたくさんお聞きしました。
織物は数学だ!とか。
特に、高機(たかはた)は、今日の製造業やコンピュータなどの基礎技術が全て含まれているということ、
織り機は、元々、このように木を組んだものでした。それが時代とともに、自動織機になりました。
トヨタ自動車の元の豊田佐吉氏が豊田自動織機を興したのは有名な話ですよね。
他にも、高機の一番上にある機械を「ジャガード」というのだそうです。ジャガード織のジャガードですね。元々は、織り機の上に人が乗っかって、織る模様によって、糸を交換していたのだそうですが、フランスでジャガードが発明され、紙の板に穴を開けたものに従って糸が変わる仕組み、ジャガードぎできたのだそうです。
先ほどの写真の一番左あたりに、穴のあいた紙が繋がったものがあります。これが模様の指示です。
これが、何に発展したかわかりますか?
コンピュータです。
コンピュータは、もともと、穿孔テープという穴のあいたテープにプログラムを書いていました。
昔コンピュータ会社にいた私は、社長、副社長から、穿孔テープ時代のプログラミングの武勇伝をよく聞かせていただいたものです。
また、写真の布の上にある木製の器具で、縦糸に横糸をくぐらせる、この仕組みを見て、ある会社が画期的な発明をしたのだそうです。
何がかわかりますか?
毎日我々が電車に乗るときお世話になっている、「自動改札機」です。京都のオムロンの開発です。
木製の高機は、どこにどのような木を使うかも、吟味されているのだそう。
先ほどの
横糸を通す器具は、硬くで木目が真っ直ぐな、宮崎県産のカシノキでした出来ないのですが、今は入手困難なのだとか。
長年の知恵が、こうして残されていることは、すばらしいですね。
技術は脈々と受け継がれ、時代とともに発展していくのですね。
| 2015.12.02 14:43 | 良かった出会い・セミナー |
日本の宝!錦織の工房「龍村」
2015.12.01 Tue
頭が良くなる国語塾 コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。
まずは、お世話になっているよが大家、龍村修先生の、ご実家である、錦織の龍村の工房見学
龍村は、錦織(西陣織)の中でも特別な存在
帯も特別なもので、皇室に錦織をたくさん収められています。
東宮御所に収められたものと同じ作品
織物は「本物」が複数存在できるのです。
昔の織り機、高織(たかはた)の再現品
機職人も、今はなかなかいらっしゃらないのだとか。
織物は数学、という名言をいただきました!
龍村は、代々研究家であり、アーチストなのです。
手前が3代目光峯氏、奥が4代目周氏
2代目は、古代のエジプトの布の復元で、中学校の教科書にも載っていらっしゃるのだそう。
着物を知っている方は皆さん口を揃えておっしゃいます。
その秘密は、糸の細さ
同じ幅に2倍以上の糸が詰まっています。
それにより、光を煌めかせ、特別な色や輝きが現れるようです。
したの布によって変幻自在な帯
特別なものには、きちんと理由がありますね。
素晴らしい経験をさせていただきました。
日本の伝統技術は、本当にすばらしいですね
| 2015.12.01 14:43 | 良かった出会い・セミナー |