中学受験のメリット〜有名私立中学のいいところ
開成×灘式思春期男子を伸ばすコツ
随分前に買った本ですが、やっと読めました
私立の学校のいいところは、教育方針がしっかりしているところ
特に、難関校になると、独自の取り組みを長年にわたって、
信念を持って継続している。
目の前のテストの点数や、損得勘定ではなく、
長い目で見て、人格形成に必要だと思われる事に力を注いでいる。
思春期男子ばかりがいる環境で、その子達に必要な経験、生きた学びがある場なのだ。
「信念のある教育方針」のある公立校がいくつあるだろうか?
基本的に先生達は公務員であり、転勤がつきものなので、
公立校でこだわった教育方針を持続するのはなかなか難しいのではないだろうか
いくつか気になった部分を挙げてみる
★開成 ☆灘
★放任主義で失敗を経験させる。自立と自律を育む自由
☆自由なものの中には、自己責任と自律の気持ちがないと成り立たない
男子校にこだわる理由
★中高時代は女子の発達が早く、男子は補佐的になる。男子ばかりだからこそ先輩後輩で学ぶことがたくさんある
☆男子校だからこそできる事が沢山ある。伝承がある。
★面倒見の悪い学校ですが、生徒は世界一優秀。先生は見ているだけ。生徒は問題解決力が身についている
☆受験勉強でなく、大学、社会に出てから役立つ学びを意識。
★思春期という勉強が手につかなくなる時期があります。その時期が高校受験にぶつかると厳しいですね。
☆授業を再現するため 、板書を丸写しでなく、じぶんなりのノートを作る
★何回書いて感じを勉強しなさいという管理教育はせず、自主性を重んじます。勉強方法も個性。自分に合ったやり方を見つけ、それを許す学校に行けば幸せに過ごせる
高校入試がないぶん、内申を気にしなくていい分、生徒達は自らの知的好奇心に沿って学び、切磋琢磨し、傷つき立ち直り、自分の道を見つけていく。
もちろん優秀な子達だから、とは言えるが、この本を読んでいると、公立中高の環境が、気の毒になる。
私立受験をするかしないかの参考にもなるので、興味のある方は、一度読んで見てください