受験と親の関わり〜下克上受験に学ぶ

2017.03.23 Thu

先日、テレビで「下克上受験」が最終回を迎えました

私も全部ではありませんが、よく見ていました。

面白おかしい脚色がありましたが、しっかりした内容だったと思います

IMG_2491

 

原作は同じタイトルの実話本

両親ともに学歴は中卒

おじいちゃんおばあちゃんも中卒

そんな家庭の中で、子供には自分と同じ道を歩いて欲しくないと思ったお父さん

中ぐらいの成績の娘を、塾に通うことなく

お父さん自身が指導して受験に向かったストーリー

 

ドラマも面白かったが、ディテールは省かれているので、本の方がリアル感が伝わります。

 

事の始まりは、お父さんが娘を何よりも愛していたから。

「こんな素晴らしい子が間違って我が家に産まれた。自分たちと同じ道ではなく、

幸せになるべき子だ」と思ったことだ。

そして、お受験ブログから様々な情報を得て、問題集を買い込み、塾テキストをオークションで手に入れ、自宅に塾ルームを作った。

5年生の夏から始まった、少し遅い下克上受験。

どんなに教えても、なかなか覚えない娘。

二人三脚で、お父さんも娘も一緒の問題を解く。

教える人と教えられる人ではなく、ともに学ぶ。

そんな顛末を描いた実話ストーリー

 

この本を読んで、学ぶべきことは

親が「ともに学ぶ」という事。

教えるのではなく、横に並んで学ぶ。

 

子供と同じ視線で物事を見ているという事。

 

ともすると、親も先生も、

対面で「上から視線」で 子供を見がちになる所、

横並びで同じ視線でいると感じた。

 

押し付けない一生懸命さ

言葉にしなくても伝わる信頼感が、

 

子供にとって、安心感になるのでは?

 

受験をしなくても、一度読んで見られるといいと思う、いい本です

 

| 2017.03.23 18:56 | おすすめの本, 中学受験, 考える力をつけるには? |

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