受験と親の関わり〜下克上受験に学ぶ
先日、テレビで「下克上受験」が最終回を迎えました
私も全部ではありませんが、よく見ていました。
面白おかしい脚色がありましたが、しっかりした内容だったと思います
原作は同じタイトルの実話本
両親ともに学歴は中卒
おじいちゃんおばあちゃんも中卒
そんな家庭の中で、子供には自分と同じ道を歩いて欲しくないと思ったお父さん
中ぐらいの成績の娘を、塾に通うことなく
お父さん自身が指導して受験に向かったストーリー
ドラマも面白かったが、ディテールは省かれているので、本の方がリアル感が伝わります。
事の始まりは、お父さんが娘を何よりも愛していたから。
「こんな素晴らしい子が間違って我が家に産まれた。自分たちと同じ道ではなく、
幸せになるべき子だ」と思ったことだ。
そして、お受験ブログから様々な情報を得て、問題集を買い込み、塾テキストをオークションで手に入れ、自宅に塾ルームを作った。
5年生の夏から始まった、少し遅い下克上受験。
どんなに教えても、なかなか覚えない娘。
二人三脚で、お父さんも娘も一緒の問題を解く。
教える人と教えられる人ではなく、ともに学ぶ。
そんな顛末を描いた実話ストーリー
この本を読んで、学ぶべきことは
親が「ともに学ぶ」という事。
教えるのではなく、横に並んで学ぶ。
子供と同じ視線で物事を見ているという事。
ともすると、親も先生も、
対面で「上から視線」で 子供を見がちになる所、
横並びで同じ視線でいると感じた。
押し付けない一生懸命さ
言葉にしなくても伝わる信頼感が、
子供にとって、安心感になるのでは?
受験をしなくても、一度読んで見られるといいと思う、いい本です
| 2017.03.23 18:56 | おすすめの本, 中学受験, 考える力をつけるには? |