子供に考える力をつけるには、覚悟が必要⁉︎
2015.12.09 Wed
頭が良くなる国語塾 コクリエ国語教室 名古屋駅前校 主宰の 黒川葉子です。
これからの世の中を生きるために、子供達には「考える力」が必要だと、言われています。
この「考える力」って、何でしょう?
どんな人が考える力があり、どんな人が考える力がないといえるでしょうか?
誤解を恐れずザックリとちょっと拡大解釈していうと、考える力のある人は、誰かの言ったことや、書いてあることなどをそのまま受け入れるのではなく「本当かな?」と考え自分なりの意見を持ちます。
考える力のない人は、誰かの言ったことや、読んだことを「そうなんだ」とそのまま何の疑問も持たずに受け入れ、意見を持ちません。
つまり、考える力のない人は「素直」ですし、「いい子」で、家庭でも学校でも扱いやすいのです。
高校生になって、小論文指導をする時に、「素直」で「いい子」が困ることがおおいのです。
意見が、、、ない。
人から聞いたことをそのまま無批判に「そうなんだ」とただ受け取る習慣がつきすぎて、「あれ?」と引っかかる経験がなく、意見を持つという発想がない子達がいます。
考える力のある人は、育てるにはちょっと面倒かもしれません。
いうこと聞かなかったり、いちいち反論してくるのです。「こうとも言える」と。
これから子供たちが反論してきたら、喜んでください!「考える力がついてきた」と。
考える力のある社員も、ちょっと手間がかかります。言った通りにはしないから。でも、きっといつか、そんな人がいてくれてよかったと思う時期がきます。
考える力を持つと言うことは、その人は人の言うままには、ならない、ってことです。
考える力をもつ人の親や、先生や上司や経営者は、忍耐力や器の大きさが必要だと思います。考える力を持つ人を育てるには、覚悟が必要ですね。
私は、考える力がある子が好きで、話し合うのが面白いと思うのですが、、、
お母さん、大学入試のため考える力はつけたいけど、言うことは聞いて「手間のかからない子」でいて、というのは、無理だと思ってくださいね
| 2015.12.09 11:16 | コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について |