読書感想文でまたまた入賞しました!

2016.10.12 Wed

女子ブルー勉強

 

夏休みに行った読書感想文教室

今年は色んなパターンで、あちこちで開催した。

 

 

昨日も中学生のある男の子が、嬉しそうに近づいてきて報告してくれた

「あの感想文、名古屋市で入選しました!」

本人もうれしいけど、私も飛び上がりたいほど嬉しい。

 

感想文というものは、本当に厄介で、

難しい。

というのは、どうやって書いていいかの、基準が自分の中にないから。

作文全般に言えるかもしれないが、

自分の書いた文章を、誰かが「いいね」

と褒めてくれると、自信がつく

自信がつくと、また、文章を書いてみようという気になる。

文章が上手い人に聞くと、大抵子供の頃誰かに文章を褒められた

または書く機会を与えられた   という。

 

文章を書く機会は、自分の考えをまとめる機会

 

書けば書いただけ、うまくなる。考えがまとめられるようになる。

 

この受賞で、自信を持って書くことが好きになってくれますように!と祈ります

| 2016.10.12 17:40 | コクリエで学ぶこと, 考える力をつけるには? |

国語の成績アップに、こども新聞

2016.10.10 Mon

国語のテストの成績は、どうしたら上がるのか?

国語という教科は、他の教科とあきらかに違う幾つかのポイントがある。

そのひとつは、あらかじめ本人が持っている知識に左右されるということだ。

知らないこと、聞いたことも見たことも体験したこともないものは、単語はわかっても本当には理解しにくい。

 

例えば、あなたが見たことも聞いたこともない場所について書かれた文章を読むとします、

そこには特殊な建物や、風習があり、写真やイラストはなく、言葉のみで描写されていたとします。

はたして、あなたはその文章を理解し、イメージできるでしょうか?

例えば、あなたがカレーを見たことも食べたことがないとします

「カレーは辛いのよ」

「どんな風に辛いの?キムチみたい?ワサビみたい?タバスコみたい?」

辛いで思い出す、すでに経験のある何かの辛さと比べようとしますよね。

、カレーとそれらの辛さは、違いますよね。

そんな風に私たちは自分の経験、または映像などで見たことのあるもの、読書や人の話で知ったことを物事の理解の助けにしています。経験値が少なければ、理解できることも少ないのです。

 

そう、あまり語られていませんが国語には「知識の壁」があるのです

人は、今までの自身の経験や、読書などによる情報や、写真や映像によるインプットがある事柄のみイメージでき、理解できるのです。

指導経験から言って、国語の成績を上げるために必要なものはおおまかに3つです

★読解力

★解答力

★文章の内容に関する知識

 

一番わかりにくく、きりがないのが、知識です

どんな文章が出題されるかは、予想不可能だから

 

そこでおすすめは、雑学として、社会の事が広くのっている新聞

それも、普通の新聞は大人が読んでも難しい

前提知識を膨大に持っている上で、ニュース性のある新しいことのみが載っているのが新聞です。

 

そこでおすすめは「子供向けの新聞

各新聞社でも出しています

地元中日新聞だと、日曜日の新聞に1枚挟まっています。

 

朝日新聞の小学生新聞なんかがいいかも。

子供向けの「ひきたよしあき」さんのコラムも載っています

それが、LINEで無料で読めるそうです

大人が読むにも便利。

いまさら聞けない基礎的なことが解説されていたりします

朝日こども新聞

「しっていることを増やす事」は考える力を伸ばす基礎ですね。

新聞が知識習得にいい訳は、ひとまとまりの文章が短く、 何らかの意味のある記事であること。

プロの書き手に書かれ、編集されたものであり、文章の書き方が正しい事。

「正確な文章の型」が体に染み付いていること、は文を書く、説明力を付ける上でとても大切です。

 

 

 

 

| 2016.10.10 15:59 | 2020年度新大学入試, つれづれ思うこと, コクリエで学ぶこと, 中学受験, 今からでも遅くない!大人が学ぶ国語, 入試と国語, 国語を学ぶメリット, 国語専門講師の視点, 社会問題と国語, 考える力をつけるには?, 読解力/リーディングスキルについて |

「言葉にできる」は武器になる

2016.10.01 Sat

これは、すごい本です。

本屋さんで、偶然の出会い

私、本との出会い運だけはいいんです!

(別の出会い運が欲しい、、、ですが)

 

タイトルがまた、秀逸です。

image

「言葉にできる」は武器になる

 

カリスマコンサルタント、和仁氏も、顧客に喜ばれるコンサルタントの能力は、「経営者が言葉に出来ないことを言葉にする能力だ」と言っています

 

実は、読んでみると、もっと深い

著者は、電通のコピーライター

缶コーヒージョージア「世界は誰かの仕事でできている」

「この国を支える人を支えたい」

などで有名な  梅田  悟司さん

 

耳障りのいい綺麗なことばでなく、「伝わる言葉」はどうしたらできるか?

伝わる言葉はテクニックで学べるものではなく、

その人から出る本当の「意見」もっと言えば「人格」そのものだという

 

では、どうすればそれが磨けるのか?

 

ここからは、、、

簡単に教えたくないけど、、、

 

外に出る言葉は、内なる言葉から

「内なる言葉」とは、自分が言葉にしないまま頭の中でぐるぐるしていることば、判断基準、価値観

考えるということは、頭の中で内なる言葉を発しているということなのだ。

言葉にできないということは、言葉にできるほどには考えられていないということ。

 

そして人を動かすほどに伝わる言葉とは、

内なる言葉が、切実さ、使命感、熱量を持って

発せられ、聞き手と志を共有したということ。

つまり、伝わる言葉とは

「あなたの本物の意見が宿っている言葉」

 

 

本書のなかでは、どうやって「内なる言葉」を磨くのか?をワーク形式で教えてくれている。

 

自分と向かい合い、考えを深めるためのいい本だと思う。

 

| 2016.10.01 17:27 | 2020年度新大学入試, おすすめの本, コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 中学受験, 大学受験, 考える力をつけるには? |

考えて書くチャンスを作ろう

2016.09.29 Thu

9月28日付け中日新聞尾張版から

津島高校で、「稲葉真弓賞」 表彰式

 

image

わたしの住む、愛知県愛西市出身の小説家、稲葉真弓さんは、地元津島高校出身です。

 

彼女にちなんで、津島高校の同窓会が、高校生の論文大会を開いているそうだ。

海部津島エリアの高校9校から論文を集め、受賞者を決める

 

私も受験の小論文指導をするが、今の中学校、高校では、ほとんど文章を書くことについての指導がなされていない。

 

教育改革の柱となる、2020年の大学入試制度改革の目玉は「考える力」だが、考えるというのは、文章で表す力があって、養われるし、人に伝わる。

であれば、今一番力をいれなくてはならないのは文章を書く能力をつけること。具体的な方法で言えば、小論文や意見文を、書くことができるような授業が必要だ。

大学入試改革対象より上の年代でも、就職や様々な過程で、「考える力」を試される機会が頻発する。

新しい能力の測り方だと考えて、積極的に身につけてほしい。

それを考えるとこの取り組みは素晴らしい!

海部津島エリアの9の高校から580人の論文が提出されたそうだ。

 

書く機会があるから、考え、書く経験をする

指導される先生も大変だろうが、きっと素晴らしい成果となり、生徒たちに還元されるであろう。

 

 

| 2016.09.29 17:56 | 2020年度新大学入試, 社会問題と国語, 考える力をつけるには? |

究極の力「グリット」やり抜く力

2016.09.28 Wed

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子供達は「頭悪いから」「僕には無理」と、勉強が出来ないのは、才能のなさのせいだと思っている

一時的には、、、頭のいいヤツ、、理解力に優れ、話を聞くとパッと出来ちゃう子は、成績が良くなる

しかし、長い目で見た時には、そうとも言い難い。

「才能より努力できる能力が必要」

私は生徒たちにそう言ってきた。努力なんて誰にでもできると思ったら、大間違い‼︎

ゴールに向かい粘り強くやり続けるが出来る人は、そんなに多くない。

この本は、アメリカの心理学者アンジェラ  ダックワースさんが提唱する、どんな事でも成功するためには「やり抜く力」が、才能よりも大事な要素だという研究をあらわした書籍である。

やり抜く力をチェックするテストで好成績をおさめたものと、それ以外で様々な分野において、とのような違いが出るかを実証している。

 

やり抜く力とは、情熱と粘り強さ

そして、やり抜く力を伸ばすことができるということを、伝えてくれている

伸ばし方は2種類

ひとつは、自分自身で目標を深く明確にし自分にとっての価値を高めし、それをクリアする習慣をつけること。

もう一つは、周りの人、親や指導者、コーチ、上司などに、外側からサポートしてもらい伸ばす方法だ。

 

また、やり抜く力と、自分で感じる幸福感の間には、相関関係があるという。

 

本には、他にも重要なことがたくさん書いてあるが

出来れば、皆さんに読んでほしい。特に中学生の保護者の方には、

読んで子供たちに伝えてやって欲しい。あなたの実経験とともに

 

丁度昨日も、生徒が難しい数学の問題を解いているところに立ち会った。

彼女はとても優秀な中学生だが、自力で解いてわからず、解説を読んで理解し、それを踏まえて自分でとき始めた。制限時間はとっくに終わり、全員帰ってしまっても気にすることなく、問題が解けて、自分で納得してやっと、帰った。

多くの生徒のゴールは、問題集を埋めて、丸つけして終わり

ソレが勉強だと勘違い

丸つけしてからが勉強だからね!

その時点で出来ないことを認識し、出来るようにする

 

 

私は、学校の勉強や、スポーツなどは、この「やり抜く力」を伸ばすための課題であり、耶律抜く力がつくのであれば、課題は何でもいいと思う。

 

 

| 2016.09.28 13:47 | おすすめの本, コクリエで学ぶこと, コクリエ国語教室について, 中学受験, 大学受験 |

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